出版社内容情報
会社再生の手法として注目を浴びるTOC。そのマネジメントノウハウを、小説形式でわかりやすく解説した画期的なビジネス書。
素材・部品加工で躍進する帝国マテリアル。ある日、二人の課長に会長の特命が下る。「我が社をもとの姿に戻してほしい。今この会社は何かが狂っている」。戦後、堅実にシェアを伸ばしてきた会長。そこから業績を急拡大させたのは専務らの功績だった。しかし、この急拡大の裏に何かキナ臭いにおいがする。
▼会社の実態調査に乗り出した二人の特命課長の前に、恐るべき陰謀が明らかになる。粉飾決算。会社の存在をも脅かすこの不祥事にどう対処するのか。二人の決死の会社再生が始まった……。
▼ミステリータッチで展開する第一部と、会社再生の具体的過程を描いた第二部。特に第二部では『ザ・ゴール』で一躍注目を浴びたゴールドラット博士のTOCが体得できるようになっている。
▼戦後、高度成長の立役者となってきた団塊の世代と、これから会社変革の主役となるべき仮面ライダー世代(昭和30年代生まれ)。世代間の葛藤という視点からも面白い小説である。
[第1部]特命発令
●東京転勤――2001年11月
●会長から命じられた任務
●経営企画部の妖怪
●木田専務の暴走
●バー・スノッブにて
[第2部]フェニックスプロジェクト
●木田専務の失脚
●木田さんの独白
●リーク
●夢を持とう、強みを伸ばそう
●再びシンガポールへ
内容説明
会長の特命が2人の課長に下った!粉飾決算、リーク、株価急落で窮地に立った会社をいかに救うか。再建のカギを握るフェニックス計画。2人の前に団塊の世代が立ちはだかる。仮面ライダー世代、今こそ変身せよ。
目次
第1部 特命発令(東京転勤―二〇〇一年十一月;会長から命じられた任務;経営企画部の妖怪;木田専務の暴走 ほか)
第2部 フェニックスプロジェクト(木田専務の失脚;木田さんの独白;リーク;夢を持とう、強みを伸ばそう ほか)
著者等紹介
村上悟[ムラカミサトル]
ゴール・システム・コンサルティング(株)代表取締役。ベクター・ストラテジーズ・ジャパン代表、法政大学工学部非常勤講師。大手製造業にて、経理原価計算を担当、(社)日本能率協会に入職、(株)日本能率協会マネジメントセンターTOC推進センターチーフコンサルタントを経て2002年8月退職、ゴール・システム・コンサルティング(株)設立、代表取締役。その後米国大手TOCファーム、ベクター・ストラテジーズ社との提携を行いベクター・ストラテジーズ・ジャパンを設立し代表に就任する。またゴールドラット博士が主催するTOC‐ICO(International Certification Organization)認定TOCプラクティショナーおよびJonah21の資格を持つ
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