内容説明
新しいショッピング街やビジネスセンターが築かれる一方、いまだ江戸の面影を留める街、東京。本書では、発展の拠点となった駅を中心に地名の由来、地域の歴史物語を拾い集める。甲州道中のひなびた宿駅から都心になった新宿。水運と街道を結ぶ「品よき地形」の品川。火事がもとで地名が生まれた秋葉原。池は消えても地名に残った溜池。サンマが“名物”という噺を生んだ目黒の茶屋坂。通り過ぎていた駅でも、ぶらりと途中下車すれば新しい東京を発見する。好評第二弾。
目次
序章 都心をめざした鉄路
第1章 山手線の駅名
第2章 都心部の駅名(山手線内)
第3章 東郊の駅名(二三区)
第4章 西郊の駅名(二三区)
第5章 多摩の駅名
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、現在、東京学芸大学教授
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