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楊家将〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569632902
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

本邦初の物語に北方謙三が叩きつけた挑戦状。

なぜ今まで誰も手を染めなかったのだろう…『三国志』『水滸伝』と並ぶ中国の一大叙事詩『楊家将』が、最高の語り手を得て現代に甦る。

中国では、『三国志』と人気を二分する『楊家将』。五世代にわたる壮大なスケールゆえに、日本では誰も手をつけられなかった物語が、北方謙三という作家により新たなる命を吹き込まれ、いま動き始めた。

▼この物語の存在を知ったとき、伝説の英雄・楊業が自分に語りかけるのを感じたという北方が、乗りに乗って書いた物語。

▼舞台は十世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と新興の宋のみになっていた。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。

▼北から虎視眈々と中原を狙うのは遼。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命によってさらに南に進出しようと機を窺っていた。奪われた地を取り戻すことは帝の悲願――。建国の苦悩の中にある宋国で、北辺を守る楊業と七人の息子たちの熱き闘いが始まった。原作をも凌駕する北方『楊家将』衝撃の登場!

●第1章 いま時が 
●第2章 北辺にわれあり 
●第3章 白き狼 
●第4章 都の空 
●第5章 遠き砂塵 
●第6章 両雄

内容説明

中国で『三国志』と人気を二分する『楊家将』。あまりのスケールに誰も手をつけられなかった物語が、新たなる命を吹き込まれ、いま動き始める!建国の苦悩の中にある宋国を懸命に支える楊一族の熱き闘い。北方『楊家将』衝撃の登場。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年(昭和22年)、佐賀県唐津市生まれ。作家。1970年(昭和45年)、『明るい街へ』でデビュー。1981年(昭和56年)、『弔鐘はるかなり』で一躍脚光を浴び、1983年(昭和58年)、『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞を受賞。1989年(平成元年)に『武王の門』で歴史小説の分野にも進出。1991年(平成3年)、若き北畠顕家を描いた『破軍の星』で、柴田錬三郎賞を受賞。以後、『悪党の裔』『三国志』(全13巻)『杖下に死す』などを発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

80
中国史ならではの世界が広がっていました。宋と遼との戦いの物語に引き込まれます。楊家の人々が魅力的で、男気が溢れているのが恰好良いですね。兄弟たちの性格や戦い方は全く違うのに、互いに協力して補い合うのは流石です。個性も出ていて面白い。宋王朝の歴史を知っていてもドラマとして描かれると魅了されるものがありますね。下巻でどう収束していくのか楽しみです。2017/07/21

榊原 香織

57
上下巻の上 時は10世紀後半、宋と遼が争う時代。 北漢の楊令公は一族もろとも宋に帰順する。 この人息子がもろもろとたくさんいる。みんな武人。これは北方水滸伝の遠いプロローグなのかなもしや2022/04/27

nonたん

34
漢だなぁ。戦に没頭している者達。私は憧れないな。戦争嫌いだから。ただ、生きることに誠実なことは認めます。 両雄が再び戦うのだな。どちらに軍配が上がるにせよ、死力を尽くす戦いだろう。 四郎と瓊峨姫ってロマンスなのか…ロミジュリみたいな?なんか違うね。2012/01/09

greenish 🌿

17
宗建国の英雄・楊業と七人の息子たち。北から虎視眈々と狙う遼の強力な騎馬軍団との熱き闘い。『水滸伝』『楊令伝』に脈打つ楊家の魂を北方謙三が壮大に描く  ---読友さんに薦められ、初の北方・中国歴史モノ。楊家の長・楊業とその息子達の生き様や成長、遼の白き狼・耶律休哥との対峙。北方さんの思いのこもった臨場感溢れる筆致に圧倒され続けた感じ。将軍としての人心掌握術や適時適切な人材配置など、なるほど興味深い。いよいよ楊家軍と耶律休哥・赤騎兵との決戦、下巻へ。2013/10/29

おもち

7
面白かった~。満足です。楊家軍。その圧倒的な強さ。まずそこが痛快。対して好敵手としての孤高の「白き狼」耶律休哥の赤騎兵の存在。これも単純にカッコいい。この二人が仕える君主は暗愚ではないし、二人の極限まで磨かれた牙がどう激突するのかというわくわく感がある。一方で楊業は国を代表する武将である前に一族の長であり、息子達のよき父でもあるわけで楊家の中の人間模様にも目が行く。(兄弟の呼称を数字で書いてくれているのが地味に有難かったりする)癖のある兄弟達が今後どう動くのか。波乱の要素がそこにあるような気がする。2010/02/02

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