出版社内容情報
たかが競馬、されど競馬――。馬主として競馬界の実情をよく知る著者が、落ち込みの著しい競馬界の“活性化のポイント”を提案する。
競馬を愛しながら競馬界は嫌いだという人が多くなってきたため、特に中央競馬はだんだんと行き場がなくなって八方塞がりとなり、結果として競馬がつまらなくなって、入場人員や馬券の売上げもダウンが続く――という一種の悪循環に陥っている。「その結果、競馬から夢とロマンが失われ、夢の不在がファンの競馬離れを促進させているように思えてならない」と、日本を代表する経営コンサルタントにして馬主でもある著者は慨嘆する。
▼競馬というのは、実は「夢」がキーワードなはずなのに、みんなで寄ってたかって「夢」の居場所がなくなってしまうような方向に持ってきているところが、いまの競馬の悲しさであり、アイロニーである。どうすれば、もう一度競馬に夢とロマンが戻り、人々が競馬を楽しみ、結果として、競馬を稼業としている人たちもいい思いができるようになるのか――。競馬界を活性化させるための改革案を、経営コンサルタントの視点から提示する。
●第1章 “競争”なき競馬に魅力なし
●第2章 社台グループはなぜ成功したのか
●第3章 サービス向上のポイントはどこにある
●第4章 利益還元の決め手は「控除率の改善」
●第5章 提言―活性化のための制度改革
●第6章 地方を見捨てて中央の活性化なし
●第7章 “アンカツ”の挑戦が意味するもの
●第8章 競馬運営の一員として―馬主の責任を問う
●第9章 トラブル処理に見るJRAの体質
●第10章 「馬主日記」喜怒哀楽
内容説明
熱き競馬よ、よみがえれ!衰退の一途をたどる日本競馬を活性化させるためのロードマップとは。
目次
第1章 “競争”なき競馬に魅力なし
第2章 社台グループはなぜ成功したのか
第3章 サービス向上のポイントはどこにある
第4章 利益還元の決め手は「控除率の改善」
第5章 提言―活性化のための制度改革
第6章 地方を見捨てて中央の活性化なし
第7章 “アンカツ”の挑戦が意味するもの
第8章 競馬運営の一員として―馬主の責任を問う
第9章 トラブル処理に見るJRAの体質
第10章 「馬主日記」喜怒哀楽
著者等紹介
堀紘一[ホリコウイチ]
1945年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営学修士(MBA with High Distinction)。読売新聞社、三菱商事、ボストンコンサルティンググループ(BCG)社長を経て、2000年に(株)ドリームインキュベータ(DI)創業。現在、同社代表取締役社長
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