出版社内容情報
仏像の歴史、種類、意義を図と写真で解説する。
阿弥陀如来、弥勒菩薩、不動明王など、仏像の起こりとその発展、種類などを図と写真でわかりやすく解説。不思議な安らぎの背景を探る。
寺院仏閣や博物館を訪れるたびに出会う、さまざまな形の「仏さま」。では、釈迦如来と阿弥陀如来はどう違うのか? なぜ金ピカが多いのか、髪の毛が丸いのか? それぞれを見分ける基本となる、印相(手の形)、台座、持物、光背の特徴を、細密画で詳しく解説する。
▼まず、なぜこれほど多種多様の仏像が生まれたのか。それは、さまざまな境遇、タイプがいる人間すべてを救うためであった。そして、これらの仏像には、如来・菩薩・明王・天部・垂迹・羅漢の六種類がある。たとえば、釈迦如来は、理想的人間像の象徴。阿弥陀如来は、慈悲と智慧の象徴。弥勒菩薩は「未来の救世主」。文殊菩薩は「学問のコツを知る」。不動明王は「悩みをくだく」。帝釈天は「弱きを助ける」。阿修羅は「怒りを訴える」……。それぞれの特徴や意味を知り、日本における仏像の歴史や背景を知ることができる。
▼人生の困難に際し、仏像はあなたに何を語りかけるか。静謐な時間をとり戻すための案内書。
●序章 仏教の中における仏像の意味
●第1章 仏像の形と心
●第2章 さまざまな仏像の見分け方
●第3章 あなたを守る本尊仏とは
内容説明
寺院仏閣や博物館を訪れるたびに出会う、様々な形の「仏さま」。これらの仏像には、如来・菩薩・明王・天部・垂迹・羅漢の六種類がある。では、釈迦如来と阿弥陀如来はどう違うのか?なぜ金ピカが多いのか、髪の毛が丸いのか?それぞれを見分ける基本となる、印相(手の形)、持物、光背の特徴を、細密画で詳しく解説。すべての人が救われるために、多種多様の仏像が生まれた背景を知ることができる。人生の困難に際し、仏像はあなたに何を語りかけるか。静謐な時間をとり戻すための案内書。
目次
序章 仏教の中における仏像の意味
第1章 仏像の形と心(仏像の起こりとその発展;如来部像の特徴とはたらき;菩薩部像の特徴とはたらき ほか)
第2章 さまざまな仏像の見分け方(仏像の形の特徴;仏像の姿の広がり)
第3章 あなたを守る本尊仏とは(十二支による守護仏;十三仏のいわれと信仰;六地蔵のいわれと信仰)
著者等紹介
松涛弘道[マツナミコウドウ]
昭和8年生まれ。ハーバード大学大学院卒業。マスター・オブ・アーツ。現在、浄土宗近龍寺(栃木市)住職。上野学園大学国際文化学部教授。世界仏教大学(バンコク)理事。全日本仏教会国際委員長。藍綬褒章
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