出版社内容情報
医学部受験生、医学部生、子供を医者にしたい親は必読! 気鋭の精神科医が、日本の医局の実態から将来の医療ニーズまでを赤裸々に描く。
人間の遺伝子構造のすべてが解明され、いずれはガンやアルツハイマー病のような不治の病の治療法が確立される時代がやってくるだろう。その一方で、医学の世界では、臓器移植や安楽死、クローン人間、医療ミス等の現実問題、さらには医学教育のあり方や医局の弊害など、解決すべき課題が山積している。医療技術はますます急ピッチで進歩し、それに伴なって新たな問題も噴出するかもしれない。
▼そういう時代だからこそ、医師のニーズや責任はますます高まるだろう。くわえて言えば、「医学部」はいまなお有力なエリートコースである。現実に、さまざまな不祥事が明るみになっているにもかかわらず、医学部希望者は減少どころか、近年ますます増加の傾向にあるという。
▼東大医学部卒で現役の医者(精神科医)である著者が、医学部受験生、医学部生、子供を医者にしたい親を対象に、合格必勝法、日本の医局の実態、将来の医療ニーズ、医者としての心得などを説く。
[第1部]医者への道はここから始まる
●第1章 君たちが医者になるころに臨床研修制度はこうなる
●第2章 研修後に所属する医局について話しておこう
●第3章 “医局暮らし”はつらいよ
●第4章 医局のメリット・デメリット
●第5章 変わる時代、変わらざるをえない医局
[第2部]医学部に合格するコツ
●第6章 「医者になりたい」という思いの強さが勝負の決め手
●第7章 医学部に限り偏差値の高い大学に入るメリットはあまりない
●第8章 受験で得た経験は自分への自信となる
●第9章 医学部に入っても、勉強は自分でするしかない
[第3部]医学界の現実と未来
●第10章 どんな医者になるべきか
●第11章 留学の損得勘定
●第12章 私が出会ったすばらしい医師たち
●第13章 精神科を志す人たちに伝えたいこと
●第14章 高齢社会における医者のあり方
●第15章 医療事故はなぜなくならないのか
●第16章 経済が医療の進歩を左右する
内容説明
医学部受験生、医学部生、子供を医者にしたい親必読!日本の医療界の「異端児」「風雲児」といわれる精神科医が医局の実態から将来の医療ニーズまでを赤裸々に描く。
目次
第1部 医者への道はここから始まる(君たちが医者になるころに臨床研修制度はこうなる;研修後に所属する医局について話しておこう;“医局暮らし”はつらいよ ほか)
第2部 医学部に合格するコツ(「医者になりたい」という思いの強さが勝負の決め手;医学部に限り偏差値の高い大学に入るメリットはあまりない;受験で得た経験は自分への自信となる ほか)
第3部 医学界の現実と未来(どんな医者になるべきか;留学の損得勘定;私が出会ったすばらしい医師たち ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪市生まれ。1973年、私立灘中に入学するものの高校1年生まで劣等生で過ごす。高校2年のときに独自の受験術に開眼し、東大理科3類に現役合格。その後、医師国家試験に合格、精神科医となる。現在、川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(医療経済学)非常勤講師。大学在学中より家庭教師、受験塾でのカリキュラム作成、通信教育の添削など受験産業のなかで独自の受験指導を展開。現在は、そのノウハウを生かした受験勉強法の通信教育「緑鉄受験指導ゼミナール」の代表も務める
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