出版社内容情報
年間14日間ある祝祭日のルーツと歴史を探る。
「子供の日」「憲法記念日」「勤労感謝の日」「海の日」……。「国民の祝日」はいつ、どのように成立したのか。有史以来の歴史をひもとく。
「建国記念の日」「こどもの日」……。今や年間十五日にのぼる「国民の祝日」はいつ頃、どのように成立したのか。古来の民俗的な年中行事や人生儀礼に伴なう祝祭日。明治以降の国家的な祝日。さらに平成に入ってから付け加えられた「海の日」など、「国民の祝日」は古さと新しさをあわせもつ。
▼著者は「国民の祝日」を三つに分類する。A・祭日に基づく祝日<元旦・春秋分の日・勤労感謝の日・みどりの日>。B・国家にちなむ祝日<建国記念の日・文化の日・海の日・天皇誕生日・憲法記念日>。C・人生に伴なう祝日<こどもの日・成人の日・敬老の日・体育の日>である。その意義を知れば、日本人の英知を探ることができる。
▼さらに、4月29日を「昭和の日」に、5月4日を「みどりの日」とする法案が審議されていることを紹介。
▼歴史学の観点から、わが国で永年育まれてきた自然と、先祖に感謝する心、共同体の人間関係を尊ぶ精神を解き明かしている。
●第1章 年中行事と祝祭日
●第2章 「国民の祝日」の成立
●第3章 祭日に基づく祝日
●第4章 国家にちなむ祝日
●第5章 人生に伴なう祝日
内容説明
「建国記念日の日」「こどもの日」「勤労感謝の日」…。今や年間十五日にのぼる「国民の祝日」はいつ頃、どのように成立したのか。古来の民俗的な年中行事や人生儀礼に伴なう祝祭日。明治以降の国家的な祝日。さらに平成に入ってから付け加えられた「みどりの日」や「海の日」など、「国民の祝日」は古さと新しさをあわせもつ。そこには、わが国で永年育まれてきた自然と、先祖に感謝する心、共同体の人間関係を尊ぶ豊かな精神が盛り込まれている。歴史学の観点から日本人の英知を解き明かす。
目次
第1章 年中行事と祝祭日(古来の年中行事;戦前の祝日と祭日)
第2章 「国民の祝日」の成立(九祝日の制定;五祝日の追加事情)
第3章 祭日に基づく祝日(自然とはなにか;元日(一月一日) ほか)
第4章 国家にちなむ祝日(国家とはなにか;建国記念の日(二月十一日) ほか)
第5章 人生に伴なう祝日(人生とはなにか;こどもの日(五月五日) ほか)
著者等紹介
所功[トコロイサオ]
昭和16(1941)年、岐阜県生まれ。名古屋大学文学部史学科卒業。同大学院修士課程修了。皇学館大学助教授、文部省教科書調査官を経て、京都産業大学法学部教授(日本文化研究所々長)。法学博士(日本法制史)
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