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ビルマ独立に命をかけた男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569630588
  • NDC分類 223.806
  • Cコード C0030

出版社内容情報

故遠藤周作夫人が綴る太平洋戦争秘史

故遠藤周作夫人の父・岡田幸三郎氏とビルマ独立に燃える志士たちの国境を越えた熱き友情物語。隠れた太平洋戦争秘話でもある。

1826年から115年の長きにわたりイギリスの植民地だったビルマ(現ミャンマー)が独立を果たしたのは1942年。太平洋戦争開戦とともに破竹の勢いで進軍する日本軍が、イギリス軍を駆逐し、首都ラングーンを陥落したときである。じつは日本軍は、開戦前からビルマ独立に燃えるアウン・サン将軍(現在、軟禁の身にあるアウン・サン・スー・チー女史の父)らを秘密裏に訓練していた。その中心が鈴木敬司大佐を長とする南機関。また、独立後の政権を担ったバー・モウ首相、初代駐日大使テイン・マウンらを民間人の立場から陰で支えたのが、著者の父・岡田幸三郎氏である。本書は「ビルマ人のためのビルマ」をつくろうと燃える日本とビルマの男たちの友情のドラマであり、日本軍敗退後、再びイギリスの支配下に置かれる過程で次々に命を落とす志士たちの悲劇の物語である。日本のビルマに対する功罪も描かれ、太平洋戦争の意味を問う力作となっている。

●序章 私にとっての「大東亜戦争」 
●第1章 ビルマとの不思議な縁 
●第2章 父の戦中・戦後 
●第3章 テイン・マウン氏の熱き想い 
●第4章 日本人との深い信頼関係 
●第5章 南機関と志士たち 
●第6章 独立に向けての悪戦苦闘 
●終章 悲しい結末 

内容説明

初代駐日大使テイン・マウン、志士たちを率いるアウン・サン将軍、南機関長・鈴木敬司、そして民間人としてビルマ独立を支援した岡田幸三郎―。その娘であり、話題作『夫の宿題』の著者が綴る日緬両国に橋をかけた男たちの熱きドラマ。

目次

序章 私にとっての「大東亜戦争」
第1章 ビルマとの不思議な縁
第2章 父の戦中・戦後
第3章 テイン・マウン氏の熱き想い
第4章 日本人との深い信頼関係
第5章 南機関と志士たち
第6章 独立に向けての悪戦苦闘
終章 悲しい結末

著者等紹介

遠藤順子[エンドウジュンコ]
1927年(昭和2年)、実業家・岡田幸三郎の長女として東京に生まれる。慶応義塾大学仏文科卒。在学中に作家・遠藤周作と出会い、1955年(昭和30年)、結婚。翌年、長男龍之介を出産する。現在、医療問題などについての講演活動をするかたわら、生命尊重センターの運動に参加し、「円ブリオ基金」理事長として、産みたい母親を助け、胎児の命を守る活動に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:◎   文学的云々:×2023/01/01

ビリー

1
作家の遠藤周作の妻、遠藤順子氏の著書。父親が民間人としてビルマ独立を支援していてアウンサンらが家を訪れていたり、妹が大使館で働いたりと、ビルマとの縁が深いらしい。一つ前に読んだ本がビルマ人視点であるのに対し、こちらでは同時期の一連の出来事を主に日本人の側から書かれている。そのため日本軍内部の意図や思惑、日米開戦による情勢の変化など、日本がビルマを裏切るに至った背景にも触れられている。わずかだがインドにも言及していて"イギリス領インド帝国の一つの州"に過ぎないビルマの立ち位置のを理解するヒントとなっている。2017/06/16

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