PHPエル新書
図説 甲冑のすべて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569630564
  • NDC分類 756.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報

甲冑のことがすべてわかるビジュアルガイド。

古代から平安、鎌倉、室町、戦国、江戸――鎧兜の歴史と魅力を、写真・図版を駆使して立体的に紹介する歴史ファン必携の一冊。

防具として、戦いに着用する甲冑は、世界中の多くの民族の間で特色ある形式をもって発達してきた。そして、基本的には頭と胴の防御に重点を置いて進歩してきた。もちろん、日本の甲冑も例外ではない。だが、日本の武士たちは、戦場での自己顕示の意識が強かったために美術工芸的な要素が加わり、外国にはない発達を遂げた。そこには、武士たちの家名を重んじ、潔さを示したいという願いがあった。

▼しかし、私たちは祖先の遺物である甲冑について、どれだけの知識があるだろうか。持ち合わせているのは、テレビや映画で見るような誤った認識だけである。本書では、世の中に流布している、誤った甲冑の認識を正し、甲冑の歴史的理解を深めていくことに主眼を置いている。古代から平安、鎌倉、室町、戦国、江戸――鎧兜の歴史と魅力を、写真・図版を駆使して立体的に紹介する歴史ファン必携の一冊。

●国宝甲冑名品十領 
●袖の威毛の種類 
●韋所の種類 
●戦国武将たちの甲冑 
●甲冑の歴史的変遷  
●甲冑の着用法

内容説明

戦いに防具として着用する甲冑だが、日本では美術工芸的な要素が加わり、外国にはない発達を遂げた。そこには、武士たちの家名を重んじ、潔さを示したいという願いがあった。世の中に流布している誤った甲冑の認識を正し、甲冑の歴史的理解を深める一冊。

目次

カラー図鑑(国宝甲冑名品十領;袖の威毛の種類;韋所の種類;戦国武将たちの甲冑)
甲冑の歴史的変遷(古代から平安時代末期―挂甲・短甲から鎧の完成まで;鎌倉時代―甲冑に華開く武家精神;南北朝から室町時代―婆娑羅風を誇示する混乱期;安土・桃山時代―伝統を打破する“当世風”;江戸時代―太平の世の飾り物)
甲冑の着用法(鎧の着用法;胴丸の着用法;当世具足の着用法)

著者等紹介

笹間良彦[ササマヨシヒコ]
1916年、東京生まれ。文学博士。日本甲冑武具歴史研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫暗

3
とにかくカラーの写真やイラストがたくさん載っていて、眺めているだけでも楽しい一冊です。専門用語オンパレードで、イラストがないと何を言っているのかさっぱりわからない世界ですが、巻末に専門用語や部分名称の一覧もあるので、それと見比べてゆっくり読めばだいたいのことはわかる感じです。甲冑の構造や変遷だけでなく、甲冑にまつわるエピソードや甲冑の身に着け方など、豆知識も豊富でした。2013/08/21

なつきネコ

1
〇手軽に詳細に、カラフルに甲冑を詳しく知る事ができる名資料。古墳時代の鎧は、雑賀鉢に受け継がれたと言われるのがよくわかる。戦国以外の甲冑の詳細に書かれて助かった。鎌倉から室町にかけての、実戦に対応した胴丸。あの時代は胴丸だけかと思ったけど、あんな豪華な鎧があったとは。長慶天皇所用の彫金の装飾は本当に圧倒。水軍の使用したフスベガワ包胴丸は初めて見る胴丸だった。私が見たのは鱗札の甲冑だったけど、あれは近世の品だったのか。なるほど、勉強になった。2014/01/16

pi_nika

1
甲冑の部位用語を全く知らぬままで読むには、きつい本。ある程度の基礎知識がある人向けだと思われる。2012/09/02

雨巫女

1
甲冑が、かなり詳しく解説してあり、歴史・着用方法等。一度着た事があるが、略式だったのが、わかった。(新=0037)2010/01/22

いちはじめ

1
すべてかどうかはさておき、甲冑のカラー写真がいっぱい載っているのでぱらぱらとみるには面白い2006/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/32081
  • ご注意事項

最近チェックした商品