出版社内容情報
甲冑のことがすべてわかるビジュアルガイド。
古代から平安、鎌倉、室町、戦国、江戸――鎧兜の歴史と魅力を、写真・図版を駆使して立体的に紹介する歴史ファン必携の一冊。
防具として、戦いに着用する甲冑は、世界中の多くの民族の間で特色ある形式をもって発達してきた。そして、基本的には頭と胴の防御に重点を置いて進歩してきた。もちろん、日本の甲冑も例外ではない。だが、日本の武士たちは、戦場での自己顕示の意識が強かったために美術工芸的な要素が加わり、外国にはない発達を遂げた。そこには、武士たちの家名を重んじ、潔さを示したいという願いがあった。
▼しかし、私たちは祖先の遺物である甲冑について、どれだけの知識があるだろうか。持ち合わせているのは、テレビや映画で見るような誤った認識だけである。本書では、世の中に流布している、誤った甲冑の認識を正し、甲冑の歴史的理解を深めていくことに主眼を置いている。古代から平安、鎌倉、室町、戦国、江戸――鎧兜の歴史と魅力を、写真・図版を駆使して立体的に紹介する歴史ファン必携の一冊。
●国宝甲冑名品十領
●袖の威毛の種類
●韋所の種類
●戦国武将たちの甲冑
●甲冑の歴史的変遷
●甲冑の着用法
内容説明
戦いに防具として着用する甲冑だが、日本では美術工芸的な要素が加わり、外国にはない発達を遂げた。そこには、武士たちの家名を重んじ、潔さを示したいという願いがあった。世の中に流布している誤った甲冑の認識を正し、甲冑の歴史的理解を深める一冊。
目次
カラー図鑑(国宝甲冑名品十領;袖の威毛の種類;韋所の種類;戦国武将たちの甲冑)
甲冑の歴史的変遷(古代から平安時代末期―挂甲・短甲から鎧の完成まで;鎌倉時代―甲冑に華開く武家精神;南北朝から室町時代―婆娑羅風を誇示する混乱期;安土・桃山時代―伝統を打破する“当世風”;江戸時代―太平の世の飾り物)
甲冑の着用法(鎧の着用法;胴丸の着用法;当世具足の着用法)
著者等紹介
笹間良彦[ササマヨシヒコ]
1916年、東京生まれ。文学博士。日本甲冑武具歴史研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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