出版社内容情報
戦犯をめぐる不毛の議論に終止符を打つ力作。
なぜ首相の靖国参拝が批判を浴びるのか? A級戦犯を忌避する愚を払拭し、戦後50年以上続く不毛の議論に終止符を打つ!
なぜ首相の靖国参拝がいけないのか。なぜ近隣諸国に謝罪を繰り返すのか。ほんとうに「戦争犯罪人」と呼ばれる人たちはいたのか……戦後58年を経ても終わらない不毛の論議に終止符を打つ
著者渾身の力作。著書はいう。「そもそも、日本は敗戦国である。敗戦国としての罰と辱めは十分すぎるほど受け、日本はそれをいわれるままに果たしてきた。それなのに、なぜ半世紀もさかのぼって新たな補償やお詫びを求められるのであろうか。償いはとうに済んでいる。でなければ、戦争が終わってから戦争犯罪人として千人を超える健康そのものの日本人の命を奪った処刑は何だったというのか」。本書は、日本政府の近隣諸国に対する見苦しい態度に腹を据えかねた著者が、戦争裁判の実態、日本が平和条約にこぎつけるまでの経緯などを明らかにしつつ、日本人のあいだにも根強い歴史の誤認を解く。瀬島龍三、山本卓眞、中曽根康弘各氏との靖国神社をめぐる討論も収録。
[第1部]日本の罪と恥
●東京・九段の昭和館
●靖国に祀られたイギリス人たち
●生きる姿勢
[第2部]A級戦犯と靖国神社
●二日早めた首相の靖国参拝
●高邁すぎた平和祈念哲学
●総括・わたしが描く平和祈念碑
●「平和懇」の委員を終えて
[第3部]日本がしたこと、されたこと
●戦争犯罪人といわれた人々
●加害者もなく被害者もなく
●謝罪すべきこと、させるべきこと
[第4部]対談・靖国問題を考える
●靖国神社の国家護持を
●靖国神社は公共宗教だ
●平和記念碑はいらない
内容説明
戦後58年を経ても終わらない不毛の論議に終止符を打つ画期的論稿。瀬島龍三、山本卓真、中曽根康弘各氏との靖国神社をめぐる討論も収録。
目次
第1部 日本の罪と恥(東京・九段の昭和館;靖国に祀られたイギリス人たち ほか)
第2部 A級戦犯と靖国神社(二日早めた首相の靖国参拝;高邁すぎた平和祈念哲学 ほか)
第3部 日本がしたこと、されたこと(戦争犯罪人といわれた人々;加害者もなく被害者もなく ほか)
第4部 対談・靖国問題を考える(靖国神社の国家護持を(瀬島龍三(千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会会長))
靖国神社は公共宗教だ(山本卓真(富士通(株)名誉会長)) ほか)
感想・レビュー
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- 雨に殺せば 角川文庫