バゲット、アスパラ、田舎道

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569629735
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

最新パリ事情と美味しい話が満載のエッセイ集。

ファッション・美食・センスのいい生活――。憧れのパリ住まいで磨きをかけた、暮らしを豊かに愉しむエッセンスがたっぷりのエッセイ集。

建築家の父、故・宮脇檀氏の影響から、パリへの憧れをつのらせ、いつかはパリに住みたいと願っていた著者が、フランスでの暮らしを大いに満喫した。パリが教えてくれたのは、たとえばこんな暮らしの愉しみ方である。生活圏内に立つマルシェ(市場)では、プロの自信と誇りをもった店主の指南で旬の食材を購入。あたりを見回せば、真剣な眼差しでオマール海老を選ぶ素敵な紳士が、バーキンにポアロー葱を突っ込む豪快なマダムが、バゲットの焼け具合にとことんこだわるおばあさんがいる。著者も負けじと、新鮮なアスパラガスを選ばずにはいられない。籠いっぱいに買いこんだ食材は、腕によりをかけたフランス惣菜に。パリのスーパーやデパートを巡る日常。そして、たまさかのバカンスには、田舎道をドライブして郊外の三つ星レストランに足を運ぶ。食べること、お洒落すること、美しいものを愛でること。そんな「生きる悦び」に満ちた、珠玉のフォト&エッセイ集。

●パリで家探し 
●出発前のフランス料理修業 
●マルシェに夢中 
●定番買い物コース 
●お惣菜、ア・ラ・フランセーズ 
●和食生活イン・パリ 
●キッチュなスーパー 
●こっちの水は甘くない! 
●バスが好き 
●ストを面白がる ほか

内容説明

旬の食材があふれるマルシェには、オマール海老を選ぶ素敵な紳士が、バーキンにポワロー葱を突っ込む豪快なマダムが、バゲットの焼け具合にとことんこだわるおばあさんがいる。愛すること、食べること、お洒落すること、美しいものを愛でること。そんな「生きる悦び」をなによりも大切にするフランス。豊かで幸せな気分にひたるフォト&エッセイ集。

目次

パリで家探し
出発前のフランス料理修業
マルシェに夢中
定番買い物コース
お惣菜、ア・ラ・フランセーズ
和食生活イン・パリ
キッチュなスーパー
こっちの水は甘くない!
バスが好き
ストを面白がる〔ほか〕

著者等紹介

宮脇彩[ミヤワキサイ]
エッセイスト。建築家・宮脇檀の長女として昭和43年に生まれる。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。航空会社に勤務ののち、結婚。約2年半のパリ暮らしを終え、現在は東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎじる

33
ご両親の影響で、幼いころからパリに強いあこがれを持ち続けてきた著者。オットの仕事の都合で、2年間のパリ生活を送ることに。前半はパリでの生活を、後半はパリ郊外の星付レストラン探訪など。おいしいとこ取りの旅行とは違って、生活したらイヤな面も見えてガッカリ・・・なんてこの著者には全く当てはまらない。「ちょっと、これおいしそうじゃない?」一緒になって、パリを目で鼻で楽しんでいるような錯覚を感じる。明快で簡潔な文章が、著者のフットワークの軽さと比例しているよう。行間からも楽しさがにじみ出ているようなエッセイ。2014/06/10

野のこ

22
旦那さんの転勤で憧れのパリライフ「窓を開けると公園の青々とした木々の向こうにひょっこりとエッフェル塔」なんて素敵。マルシェではお店のおっちゃんたちと顔見知りになって楽しそう。宮脇さんの美味しそうなオリジナルフレンチや日本から持ってきたこだわりの家具を写真に載せてくれたら嬉しかったです。そして旦那さんととても仲が良くて微笑ましかった、草のコロコロの上によじ登った宮脇さんを旦那さんがすかさずカメラを構えるところにきゅんとしました。フランスのグルメにはうっとり、焼き林檎に黒胡椒のピリッと刺激は味わってみたいです2017/04/30

きりぱい

9
旦那様の転勤でパリに住むことになった著者。もともと大のフランスかぶれだったそうで、行く前にル・コルドン・ブルーで修業までする力の入れよう。買い物やバス、ストなどフランスにおける生活まわりの話も生き生きしていて楽しいけれど、食いしん坊ぶりを発揮する食の話はよだれもの。ブルゴーニュの「ラムロワーズ」やロアンヌの「トロアグロ」など、世界的に有名な三ツ星レストランまで、何十キロも車で飛ばす旅は本当に楽しそう。東京の暮らしの『ごはんよければすべてよし』もよかったけれど、旅の気分が味わえるパリのこちらも面白かった。2012/10/03

ジュースの素

8
再読。両親の影響で小さな頃からフランスには強い憧れがあり、夫の勤務でパリ行きが決まった時はそりぁあ大興奮。料理や語学の講習に大忙し。16区に住まいが決まり、マルシェ通いや週末にはレストラン行きなどのパリ暮らし満喫なのだが、一方あの国ではストライキが頻繁にあって困り果てたり、石灰分の多い水の影響が凄い。家の中の修理にしても日本のように業者がキチンと来ないしセールの洋服が汚れていたりフランスの大変さもいっぱいだ。食べる話がとても多い。2019/01/31

ss

3
ん〜面白かった。フランス料理、食べたいなぁ〜。2014/12/16

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