出版社内容情報
対馬海峡から海洋国家日本の戦略を見つめる。
対馬海峡がやがて38度線になるのか!? 蒙古襲来、朝鮮出兵、日清・日露戦争の歴史から、現在の日本外交と国防のあり方を問い直す。
朝鮮半島の緊張が高まる現在、対馬海峡が日本の存亡を担う重要な国防ラインとなる!!
▼北朝鮮の拉致テロが安全保障への大きな脅威とならない米国は、日本に対して“自分で解決すべき問題だ”と考えるだろう。北朝鮮によって投げかけられたショックは、結局、日本自身が“自力で解決”しなければならないのだ。その解決策を見出すためには、朝鮮半島が投げかけてきた脅威に、日本がいかに対応してきたかを歴史に学ぶことである。そしてその場所は、対馬海峡にほかならない。
▼本書は、対馬海峡の戦跡を辿り、日本が繰り広げてきた外交・軍事戦略を考察する。
▼四世紀の唐・新羅との戦い、蒙古襲来、倭寇、秀吉の朝鮮出兵、日清・日露戦争・・・。こうした歴史の教訓から、海洋国家・日本は朝鮮半島とどのように対峙すべきか、国土を戦場にしないためには何が必要かを問い直す。
▼韓国、北朝鮮の真意、中国など大陸国家の戦略を軍事的視点から読み解く国防の書。
●第1章 今、なぜ対馬海峡か
●第2章 対馬海峡の戦跡(1)―4世紀から16世紀まで
●第3章 対馬海峡の戦跡(2)―信長と秀吉の大陸外交
●第4章 対馬海峡の戦跡(3)―アジアを狙うシー・ライオン
●第5章 21世紀の国防戦略
内容説明
朝鮮半島の緊張が高まる現在、対馬海峡が日本の存亡を担う重要な国防ラインとなる!本書は、対馬海峡の戦跡を辿り、日本が繰り広げてきた外交・軍事戦略を考察する。四世紀の唐・新羅との戦い、蒙古襲来、倭寇、秀吉の朝鮮出兵、日清・日露戦争…。こうした歴史の教訓から、海洋国家・日本は朝鮮半島とどのように対峙すべきか、国土を戦場にしないためには何が必要かを問い直す。韓国、北朝鮮の真意、中国など大陸国家の戦略を軍事的視点から読み解く国防の書。
目次
第1章 今、なぜ対馬海峡か(朝鮮半島といかに向き合うか;海洋国家と大陸国家 ほか)
第2章 対馬海峡の戦跡(1)―四世紀から十六世紀まで(水城と防人;蒙古襲来 ほか)
第3章 対馬海峡の戦跡(2)―信長と秀吉の大陸外交(「征明」への野望と戦略;文禄の役(一五九二年) ほか)
第4章 対馬海峡の戦跡(3)―アジアを狙うシー・ライオン(日清戦争と日本軍の近代文化;日露戦争になぜ勝てたのか)
第5章 二十一世紀の国防戦略
著者等紹介
松村劭[マツムラツトム]
1934年、大阪生まれ。防衛大学校卒。陸上自衛隊幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、防衛研究所研究員、西部方面総監部防衛部長などを歴任後、1985年に退官。在職中は在日米軍との共同作戦計画にも携わった。元陸将補。米国デュピュイ戦略研究所東アジア代表。英国国際戦略研究所所員。専門は戦略・戦術研究、情報分析
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