出版社内容情報
十七回忌に際して綴る、思い出と感謝の手紙。
故石原裕次郎の十七回忌に際し、往時の思い出や今日に生き続ける彼の功績への感謝の気持ちを、関係者のエピソードとともに綴る。
「生きていても死んでいる人間が多い中で、死んでまた生き返る裕次郎の凄さ――」。故石原裕次郎の三回忌に勝新太郎氏が弔辞で述べた言葉である。今年は早や十七回忌を迎える。そして今もなお、石原裕次郎の映画人としての思いは、映画界はじめ、さまざまな関係者の心の中で、生き続けているのである。
▼本書は、石原裕次郎を人生の師と仰ぐ著者が、彼の逝去後に多くの人々から聞かされた、まるで自分の肉親か恋人のように語る裕次郎氏への熱い思いを、各々のエピソードを紹介しながら、天国の彼への手紙として綴ったものである。20万人のファンが殺到した十三回忌の法要当日から手紙は始まり、峰岸徹、勝新太郎、徳光和夫、藤竜也……さまざまな関係者の石原裕次郎へのオマージュが、日本映画界の現況とともに綴られていく。
▼巨大な映画人・石原裕次郎への追憶として書かれた本書は、また、映画界を舞台にした人間讃歌のノンフィクションでもある。
[1]十三回忌
[2]風を見た少年
[3]アファンの森
[4]サン・フランシスコ
[5]石原裕次郎賞
[6]黒部の太陽
[7]陽のあたる坂道
[8]エランドール賞
[9]チェコ・プラハ
[10]わが祖国モルダウ
[11]緊急呼出し
[12]杉紀彦のラジオ村
[13]キャンペーン
[14]ニライカナイの伝説
[15]二十一世紀の裕次郎
[16]心の環境づくり
[17]アジア太平洋映画祭
[18]日本映画のサバイバル
[19]日韓プロデューサー交流
[20]石原裕次郎の贈りもの
目次
十三回忌
風を見た少年
アファンの森
サン・フランシスコ
石原裕次郎賞
黒部の太陽
陽のあたる坂道
エランドール賞
チェコ・プラハ
わが祖国モルダウ
緊急呼出し
杉紀彦のラジオ村
キャンペーン
ニライカナイの伝説
二十一世紀の裕次郎
心の環境づくり
アジア太平洋映画祭
日本映画のサバイバル
日韓プロデューサー交流
石原裕次郎の贈りもの
著者等紹介
増田久雄[マスダヒサオ]
1946年東京生まれ。早稲田大学在学中より石原プロで映画の企画・製作に従事する。『エベレスト大滑降』などに携った後、フリーとなり『あしたのジョー』(アニメ)などをプロデュースする。1975年「プルミエ・インターナショナル」を開設。『チ・ン・ピ・ラ』『課長 島耕作』『ヒーローインタビュー』『13階段』他、多数の作品を製作し、現在にいたる
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