出版社内容情報
図解を駆使し一目でわかる相対性理論入門書。
時間と空間の法則を説いた相対性理論。その難解な理論を数式や専門用語をできるだけ使わずに紹介した、アインシュタイン・ワールド。
2003年2月、宇宙がはじまったころに旅を始め、百数十億年の時を経て地球に到達した「背景光」が、米国の衛星の全天で観測された。これにより、宇宙はその始まりにおいて急激に膨張したという「インフレーション理論」の正しさが裏付けられた。今回の測定により、宇宙は137億歳であることがわかった。
▼そもそも宇宙をテーマとして、時間と空間の関係を解き明かしたのがアインシュタインの「相対性理論」。その相対性理論誕生から、わずか100年で人類は137億年の宇宙の歴史を解明しようとしている。
▼本書の監修者である東京大学の佐藤勝彦教授は、「宇宙に銀河や星があり、私たち人間が存在する。こうした世界の構造の起源が、量子ゆらぎであることが確認できた。理論物理学の勝利といえる」と語っている。宇宙論は「理論の時代」から「観測の時代」へ移行したともいう。2003年は、宇宙論にとって時代を画する年といえそうだ。
●第1章 相対性理論早わかり
●第2章 特殊相対性理論の世界
●第3章 一般相対性理論の世界
●第4章 相対性理論と宇宙
内容説明
数学・物理が苦手な人でも思わずナットク!高度な内容をレベルを落とさず解説。謎と不思議に満ち溢れたアインシュタインの世界へ。
目次
第1章 相対性理論早わかり(アインシュタイン・ワールドへようこそ!;相対性理論とはどんな理論? ほか)
第2章 特殊相対性理論の世界(特殊相対性理論の「特殊」ってなに?;特殊相対性理論の「相対」ってなに? ほか)
第3章 一般相対性理論の世界(一般相対性理論とはどんなもの?;重力も取り込んだ相対性理論を作れ! ほか)
第4章 相対性理論と宇宙(相対性理論から宇宙論へ;アインシュタインが考えた宇宙像 ほか)
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院理学系研究科教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長。理学博士。専攻は宇宙論・宇宙物理学。「インフレーション理論」をアメリカのグースと独立に提唱、国際天文学連合宇宙論委員会委員長、日本物理学会会長を務めるなど、その功績は世界的に広く知られる。1990年、仁科記念賞受賞。2002年、紫綬褒章受章
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