出版社内容情報
企業だけでなく、個人もバランスシート発想を。
不良債権問題は何も銀行だけに限らない。個々人のライフプランにも大いに影響する。デフレ時代にはいかに借金体質がよくないかを説く。
「バランスシート不況」「バランスシートが痛んでいる」などと、最近よく耳にする。国や企業、家計のレベルまで負債が膨らんで、いずれもが破綻の可能性を秘めている。しかし、国や企業は破れても、家計はなくならない。自らの生活・財産を守るためには「バランスシート思考」は役に立つ。つまり、左の「資産の部」で楽をしているようでも、右の「負債・資本の部」では相応の金銭的、精神的な負担が必ずあるという考え。「何かを得ようとすれば、必ず対価(犠牲)が必要」になるのである。
▼この発想からすれば、(1)借金はしない、すぐ返す、(2)住宅ローン、生命保険料は見直す、(3)分割払いはやめ一括前納にする、(4)精神的満足、安心感も考慮する、といった結論が導き出される。本書は「家庭版決算書」の作り方を教えるとともに、すべてを貸し借り関係でつかむ方法論を紹介する。
●ガイダンス すべてを“貸し借り関係”でつかめ!
●第1章 バランスシートで物事の裏側が見える!
●第2章 企業財務の考え方で家計を鍛えよう!
●第3章 すぐに作れ! バランスシートと損益計算書
●第4章 金融資産を組み替え、お金を守り抜け!
●第5章 厳しさを生き抜くバランスシートを作る!
内容説明
「家庭版決算書」の作り方教えます。バランスシートこそ不安定な時代を生き抜く最良・最強の武器である。
目次
ガイダンス すべてを“貸し借り関係”でつかむ!
第1章 バランスシートで物事の裏側が見える!
第2章 企業財務の考え方で家計を鍛えよう!
第3章 すぐに作れ!バランスシートと損益計算書
第4章 金融資産を組み替え、お金を守り抜け!
第5章 厳しさを生き抜くバランスシートを作る!
著者等紹介
角川総一[カドカワソウイチ]
金融データシステム代表取締役。昭和24年大阪生まれ。京都大学文学部を経て公社債関連業界紙で記者生活を送る。その後昭和60年(株)金融データシステムを設立。わが国初の投資信託関連データベースを管理・運営するかたわら、各種雑誌、新聞、ラジオ、テレビなどで金融、マネー評論、講演を行うほか、FP養成のためのセミナー講師なども務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。