出版社内容情報
荒廃の一途を辿る日本の教育について、大人たちは何をなすべきか――。著名人たちが自己体験を踏まえつつ、思いのたけを熱く語る。
戦後、どれほど中教審や臨教審や教育改革国民会議が立派な答申を出したところで、またどれほど教育行政がシステムの変更を行なったところで、教育はそれほど良くならなかった。そのような状況に対して、元福岡教育連盟事務局長であった著者は、「大人自身が自分の在り方と生き方を見つめ直して自己変革を遂げ、その後ろ姿を子供たちに見せることでしか、教育問題は解決しないのではないか」と喝破する。
▼そうした考えを実現するために、著者は平成13年4月に教育者教育のための研鑚の場「師範塾」を設立した。ここでいう教育者とは、教師のみならず、「すべての大人」を指している。そんな著者が、熱い思いを胸に、小林よしのり、渡部昇一、金美齢、日下公人、小堀桂一郎、屋山太郎、八木秀次、櫻井よしこ、高市早苗、高橋史朗、中曽根康弘といった各界で活躍する12名のオピニオン・リーダーとともに本音の教育論を語ったのが本書である。すべての親必読の書。
●第1章 教え子のために君は死ねるか
●第2章 国際化教育とは日本人としての誇りを教えること
●第3章 家庭には「鬼かあちゃん」、学校には「一徹教師」を
●第4章 学校で戦争をどう教えるか
●第5章 「ゆとり教育」は下降志向への誘い
●第6章 家庭に父性の復権を
●第7章 「反人権」教育が子供を救う
●第8章 大人たちよ、「志」を語れ
●第9章 “閉ざされた言語空間”から子供を解き放て
●第10章 男らしさ、女らしさを否定する教育でよいのか
●第11章 志なき教師は去れ!
●第12章政治家よ、教師よ、明日のために覚悟を固めよ!
内容説明
「大人の生き方」を変えないかぎり「教師の復権」も「教育の復権」も「親の復権」もありえない!12名の著名人が思いの丈を語ったホンネの教育論。
目次
第1章 教え子のために君は死ねるか(小林よしのり)
第2章 国際化教育とは日本人としての誇りを教えること(渡部昇一)
第3章 家庭には「鬼かあちゃん」、学校には「一徹教師」を(金美齢)
第4章 学校で戦争をどう教えるか(日下公人)
第5章 「ゆとり教育」は下降志向への誘い(小堀桂一郎)
第6章 家庭に父性の復権を(屋山太郎)
第7章 「反人権」教育が子供を救う(八木秀次)
第8章 大人たちよ、「志」を語れ(西村真悟)
第9章 “閉ざされた言語空間”から子供を解き放て(桜井よしこ)
第10章 男らしさ、女らしさを否定する教育でよいのか(高市早苗)
第11章 志なき教師は去れ!(高橋史朗)
第12章 政治家よ、教師よ、明日のために覚悟を固めよ!(中曽根康弘)
著者等紹介
木村貴志[キムラタカシ]
昭和37年(1962年)、福岡県生まれ。山口大学人文学部卒。企業での勤務を経て、福岡県立高等学校の教壇に立つ。平成8年度から14年度まで福岡教育連盟の事務局長を務め、既成概念にとらわれない新しい教職員団体の在り方を模索する。平成13年4月より教師・父母の資質向上を目指して『師範塾』を設立、代表を務める。独自のプログラムで大きな成果をあげるかたわら、企業・教育団体・PTAなどでの講演や研修、教育政策提言など、教育をより良いものにするための様々な活動を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やじ
0717
phmchb
ミヒャエル・安吾
yoko-mat
-
- 和書
- アメリカを知る事典