PHP新書<br> 騙し合いの戦争史―スパイから暗号解読まで

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騙し合いの戦争史―スパイから暗号解読まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569626772
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0230

出版社内容情報

近代情報戦争における欺瞞テクニックを明かす。

第二次大戦から湾岸戦争、イスラエル紛争まで、近代戦争における欺瞞のテクニックとは。ハイテク戦争の裏側で展開される人為作戦の本質。

内容説明

本書は、第二次大戦以降、水面下で繰り広げられた戦略、戦術の秘話を豊富な資料に基づき明かす。「シンガポール陥落を決した奇襲作戦」「英国軍お得意の二重スパイ」「味方をも欺いたヒトラー」「CIAとKGBの攻防」「同盟国から脅迫された米大統領」…。二十世紀の覇権地図を塗り変えた秘密のファイルをひもとく。

目次

第1章 戦争は騙し騙され―「欺瞞」という名の究極兵器(シンガポール陥落を決したパレンバン攻略作戦;石油資源獲得のための奇襲攻撃 ほか)
第2章 壮大なペテン―イギリスの「ダブルクロス」作戦(ドイツ軍を騙し抜いたダブルクロス;ノルマンディ上陸作戦はなぜ成功したか ほか)
第3章 現代ハイテク戦争(アメリカ国民を直撃したテト攻勢―ベトナム戦争における戦略的欺瞞;ハイテク情報戦争―湾岸戦争における戦術的欺瞞 ほか)
第4章 苛烈なスパイ合戦(大統領も脅迫のターゲット―イスラエルVSアメリカ;CIAを揺るがした不信と挫折の十一年―アメリカVSソビエト)
第5章 自己欺瞞という落とし穴(ヒトラーを信じ切ったスターリン;過小評価は最大の敵―パールハーバーとシンガポール ほか)

著者等紹介

吉田一彦[ヨシダカズヒコ]
1936年神戸市生まれ。神戸市外国語大学卒業。大阪大学大学院修了。神戸大学国際文化学部教授を経て同大学名誉教授。現在、北星学園大学文学部教授。ミシガン州立大学、オレゴン大学留学。専攻は情報論。特に第二次世界大戦を含めてそれ以降の情報戦略に関心が深い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひまつぶ市民。

0
191頁以降の日本軍について述べた部分は、現代史への関心から、より詳しく知りたいと思うところがあった。一ノ瀬俊也著「日本軍と日本兵 米軍報告書は語る」の内容を思い出した。2016/02/03

naoto

0
戦争の裏側の部分、情報先。騙すつもりが騙されて、疑心暗鬼で勝手に騙されたりして…。正確に情報を読み取り、現状把握をできれば、ほぼ勝ちは決まったようなものなのかも。2009/07/24

bookcustomer

0
戦中に日本がフィリピンを一時占領したが、フィリピンがスペインの植民地でその後が米国の植民地ですが、戦中がフィリピンがまだ米国の植民地でフィリピン人が米国側ですが、米国軍がフィリピン人を殺害し、日本製の煙草を置いておき、日本軍が行ったようにして、別のフィリピン人に日本軍を怨ませた手や日本軍の捕虜になって一人になったオーストラリア人が、日本軍の嘘の口車に乗り、連合国側の作戦を訥々と話したや米国軍が通信無線の暗号を英語からネイティブアメリカンの言語に単純に変換して無線通信し傍受する日本軍が解読できなかったような2025/04/25

ジャガラモガラ

0
騙すことは卑怯な事だと思うが国家間の遣り取り、更に戦時下ともなると綺麗事だけでは済まされないだろう。KGBによってCIAが引っ掻き回されたりソビエトの崩壊にSDI計画が一役買っていたりと正に事実は小説よりも奇なりだ。因みに80年代小学生だった私はSDI計画のニュース映像に心ときめかせていた2019/12/07

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