出版社内容情報
近代情報戦争における欺瞞テクニックを明かす。
第二次大戦から湾岸戦争、イスラエル紛争まで、近代戦争における欺瞞のテクニックとは。ハイテク戦争の裏側で展開される人為作戦の本質。
内容説明
本書は、第二次大戦以降、水面下で繰り広げられた戦略、戦術の秘話を豊富な資料に基づき明かす。「シンガポール陥落を決した奇襲作戦」「英国軍お得意の二重スパイ」「味方をも欺いたヒトラー」「CIAとKGBの攻防」「同盟国から脅迫された米大統領」…。二十世紀の覇権地図を塗り変えた秘密のファイルをひもとく。
目次
第1章 戦争は騙し騙され―「欺瞞」という名の究極兵器(シンガポール陥落を決したパレンバン攻略作戦;石油資源獲得のための奇襲攻撃 ほか)
第2章 壮大なペテン―イギリスの「ダブルクロス」作戦(ドイツ軍を騙し抜いたダブルクロス;ノルマンディ上陸作戦はなぜ成功したか ほか)
第3章 現代ハイテク戦争(アメリカ国民を直撃したテト攻勢―ベトナム戦争における戦略的欺瞞;ハイテク情報戦争―湾岸戦争における戦術的欺瞞 ほか)
第4章 苛烈なスパイ合戦(大統領も脅迫のターゲット―イスラエルVSアメリカ;CIAを揺るがした不信と挫折の十一年―アメリカVSソビエト)
第5章 自己欺瞞という落とし穴(ヒトラーを信じ切ったスターリン;過小評価は最大の敵―パールハーバーとシンガポール ほか)
著者等紹介
吉田一彦[ヨシダカズヒコ]
1936年神戸市生まれ。神戸市外国語大学卒業。大阪大学大学院修了。神戸大学国際文化学部教授を経て同大学名誉教授。現在、北星学園大学文学部教授。ミシガン州立大学、オレゴン大学留学。専攻は情報論。特に第二次世界大戦を含めてそれ以降の情報戦略に関心が深い
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