出版社内容情報
保身に汲々とする「リーダー」は去れ! 次世代日本を担う40代前半以下の精鋭が、近未来の日本のあるべき姿について語り合う。
スキャンダル続きの国会、不祥事まみれの官僚、モラルを失った企業、無気力な若者たち……。現下の日本を見渡すかぎり、閉塞感は増すばかりだ。加えて、人々が明日の日本に対して「希望」を見出せないのは、各界の「リーダー」といわれる人たちが自らの保身に汲々とするばかりで、この国の将来像を描いていないからではないか。
▼この現状を打破すべく、日本テレビのニュース専門チャンネルNNN24の討論番組「デイリープラネット 金曜発言中」は、「次の時代を担う世代が、日本のあるべき姿を模索する」というコンセプトのもと、「次世代日本の構想」というシリーズを企画。あらゆるテーマに幅広い見識を有する政界のホープ・林芳正氏と、鋭い批評で若者から熱烈な支持を受ける評論家・宮崎哲弥氏の両名を軸に、各界に新風を吹き込む次世代論客を毎回ゲストに招き、明日への突破口を語った。
▼その熱い討論を加筆・編集して、一冊にまとめたのが本書である。
●第1章 行政のあるべき姿とは
●第2章 日本経済復活のシナリオ
●第3章 これからの日本の「外交戦略」
●第4章 未来を支える司法制度とは
●第5章 政治の復権はあるか
●第6章 地方の時代は来るか
●第7章 これからの教育のあり方
内容説明
NNN24「デイリープラネット金曜発言中」(シリーズ『次世代日本の構想』)の書籍化。
目次
第1章 行政のあるべき姿とは(斎藤健・宮崎哲弥・林芳正)
第2章 日本経済復活のシナリオ(新浪剛史・木村剛・宮崎哲弥・林芳正)
第3章 これからの日本の「外交戦略」(前原誠司・宮崎哲弥・林芳正)
第4章 未来を支える司法制度とは(紀藤正樹・中川深雪・宮崎哲弥・林芳正)
第5章 政治の復権はあるか(枝野幸男・北神圭朗・宮崎哲弥・林芳正)
第6章 地方の時代は来るか(飯尾潤・中田宏・宮崎哲弥・林芳正)
第7章 これからの教育のあり方(香山リカ・古田敦也・宮崎哲弥・林芳正)
著者等紹介
宮崎哲弥[ミヤザキテツヤ]
1962年福岡県生まれ。慶応義塾大学文学部社会学科卒業、法学部法律学科中退。広告会社研究員を経て、評論家。時事論、大衆思想批判、政治哲学をメインフィールドとする一方で、システム・プランナー、ラジオ・パーソナリティの顔をも持つ。研究開発コンサルティング「アルターブレイン」副代表
林芳正[ハヤシヨシマサ]
1961年山口県生まれ。東京大学法学部卒業。84年三井物産入社。91年より米国留学、上院議員ウイリアム・ロスのもとマンスフィールド法案を手がける。92年12月、大蔵大臣・林義郎の秘書官。94年ハーバード大学ケネディ行政大学院卒業。95年参議院議員に初当選後、参議院自由民主党副幹事長、参議院予算委員会理事、大蔵政務次官などを歴任。現在は、参議院財政・金融委員会理事、自由民主党行政改革推進本部事務局長、税制調査会幹事などを務める
青山和弘[アオヤマカズヒロ]
1968年千葉県生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業。92年日本テレビ入社。社会部警視庁担当を経て政治部・首相担当。95年からコロンビア大学大学院・東アジア研究所客員研究員として東アジアの安全保障などを研究。その後、新党さきがけ担当、自民党・政調会長担当、首相官邸・官房長官担当などを経て、2001年9月より、報道局キャスター兼政治部。「ズームイン!!SUPER!」「ザ!情報ツウ」ニュースコーナー担当
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