出版社内容情報
昨今、世間を騒がす中東、北朝鮮をはじめとする世界の紛争を図説をふんだんに交えながら、網羅的に解説。紛争の起源から現状まで。
昨今の国際紛争を、海にたとえるなら、冷戦構造崩壊以前は、海面より高い、東西陣営の対立といった大きな国際問題しか見えていなかった。しかし、冷戦構造崩壊後は、“引き潮”により、今まで封じ込まれてきた民族や宗教の問題が国際関係重要問題として、表舞台に現れるようになってきた。今、まさに国際情勢は「引き潮の時代」であり、その最も大きな特徴は、「民族と宗教」の相違による紛争が多発しているという点である。
▼本書は、第二次世界大戦後から現在に至るまでに発生した主な紛争138件を、フォークランド紛争やインド・パキスタン紛争のような国家を主体とした紛争、民族、宗教的非国家団体が主体となる紛争、旧ソ連崩壊などの統治システム崩壊の結果起こった紛争、統治システム形成の過程で起こった紛争、昨今のテロのような思想グループによる紛争に分類し解説。なぜ、人類は必要以上に戦い、殺しあうのか。2003年、世界はこうなる。
[第1部 紛争主体と統治システムの状況による紛争の分類]
[第2部 世界の紛争地域]
●第1章 世界の紛争――最近の動向
●第2章 中東・北アフリカ地域の紛争
●第3章 アフリカの紛争
●第4章 旧ソ連の独立運動
●第5章 南アジアの紛争
●第6章 東南アジアの紛争
●第7章 東アジアの紛争
●第8章 南北アメリカの紛争
●第9章 ヨーロッパの紛争
●第10章 世界の主な領土問題
内容説明
なぜ、人類は「必要以上」に戦い、殺しあうのか?2003年、世界はこうなる!「民族と宗教」の成り立ちと構造が手にとるようにわかる。
目次
第1部 紛争主体と統治システムの状況による紛争の分類
第2部 世界の紛争地域(世界の紛争―最近の動向;中東・北アフリカ地域の紛争;アフリカの紛争;旧ソ連の独立運動;南アジアの紛争;東南アジアの紛争;東アジアの紛争;南北アメリカの紛争;ヨーロッパの紛争;世界の主な領土問題)