出版社内容情報
一桁の暗算と1日10分の音読で、脳が驚くほど活性化され、たくましい「脳力」が育つ! 最新の脳科学研究が明かす驚異の事実。
記憶や学習を司り、情動をコントロールするなど、脳の中で最も重要な部位である「前頭前野」。私たちがさまざまな行動や思考をしている時、脳がどのように働くのかを画像でとらえる「脳機能イメージング研究」により、何をしている時が前頭前野が最も活性化するかがわかってきました。
▼例えば、コンピュータゲームをしている時と単純計算をしている時の脳の活動はどちらが活発だと思いますか? 常識的には、より複雑な作業をしている時のほうがより活性化すると考えられます。しかし、研究を重ねた結果、前頭前野が最も活性化するのは、音読をしている時、単純計算を早く行なっている時、文字を書いている時、つまり「読み・書き・計算」を行なっている時であることがわかったのです。
▼本書ではその驚異の事実が明らかになるまでのプロセスを紹介し、個人の「脳力」アップ法や痴呆症など医学への応用、教育分野での活用法などを最新データとともに解説します。
●第1章 「前頭前野」から目が離せない!
●第2章 一桁の計算をあなどるなかれ!
●第3章 朝刊10分の音読で「脳力」が育つ
●第4章 脳機能研究の最前線をのぞく
●第5章 脳研究の成果を社会に還元したい!
内容説明
脳の働きを画像でとらえる「脳機能イメージング研究」。その画期的な研究成果から、個人の「脳力」アップ法や教育・医療への応用までを紹介。
目次
第1章 「前頭前野」から目が離せない!(合い言葉は「前頭前野」!;自分で自分の「脳」を育てる ほか)
第2章 一桁の計算をあなどるなかれ!(脳が最も働くのはどんな時?;単純計算が脳を異常に活性化させた! ほか)
第3章 朝刊10分の音読で「脳力」が育つ(言葉と脳の切っても切れない関係;なんと、話を聞くだけで脳力アップ! ほか)
第4章 脳機能研究の最前線をのぞく(脳の働きを画像で見る;コミュニケーションと脳の働き ほか)
第5章 脳研究の成果を社会に還元したい!(脳の老いと肉体の老い;使えば使うほど脳は鍛えられる ほか)
著者等紹介
川島隆太[カワシマリュウタ]
1959年、千葉県生まれ。1985年、東北大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了(医学博士)。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所教授を経て、現在、東北大学未来科学技術共同研究センター教授
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感想・レビュー
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