出版社内容情報
日本人の精神の復興を説く憂国の対論集。
道徳を忘れ、宗教心も失い、倫理なき社会に陥った日本。「哲学をベースにした社会」の構築こそ急務と説く憂国対論。
日本の政官民に蔓延している不祥事。それは「道徳」も「良心」も「倫理観」も喪失し、ただ「欲望」のままに日本人が生きるようになってしまった結果ではないか。また、凶悪化する少年犯罪も、学校で人間として最低限必要なルールを教えていないからではないか。一方、海外に目を転じれば、キリスト教とイスラム教の血で血を洗う闘いが続いているが、なぜ人類は「憎悪の連鎖」を断ち切れないのか……本書は、日本を代表する哲学者と経営者が、胸襟を開いて語り合った憂国対論。人間一人ひとりが生き方を変えなければ、地球は荒れ野になり、修羅場と化すと警告する一方で、人類が長い歴史のなかで培ってきた「慈悲」「愛」「仁」「自利自他」などの精神を基盤に置いた社会を早急に構築すべきと説く。人間は何のために生まれてきたのかという根本的な問題も論じ合っており、不安と混沌の世紀を乗り越える知恵が散りばめられている。日本人必読の書といえよう。
●第1章 哲学なき現代の不幸
●第2章 道徳の復興こそ急務
●第3章 働く意義と「利他」の精神
●第4章 宗教を見つめ直すとき
●第5章 宗教と人類の未来
●第6章 哲学をベースとする社会を
目次
第1章 哲学なき現代の不幸
第2章 道徳の復興こそ急務
第3章 働く意義と「利他」の精神
第4章 宗教を見つめ直すとき
第5章 宗教と人類の未来
第6章 哲学をベースとする社会を
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、仙台生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長を経て、87年~95年まで国際日本文化研究センター初代所長を務める。現在、同センター顧問。72年『隠された十字架―法隆寺論』(新潮社)で毎日出版文化賞、74年『水底の歌―柿本人麿論』で大仏次郎賞を受賞。99年文化勲章受章。「梅原古代学」「梅原日本学」と呼ばれる多くの著作がある
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。一方、84年に稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ
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感想・レビュー
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ムーミン
岩井 靖
愛希穂
ミカヅキカゲリ
RIE5
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