出版社内容情報
実力社会を生き抜くとは、こういうことだ!
武士道こそは、真の実力社会での生き様を冷徹に仮借なく生命を懸けて追及した美学であった。「凄まじき武士道」がいきいきと甦る!
今日、実力主義、自己決定、自己責任という言葉が安易に叫ばれている。しかしその持つ意味の重さを、日本人は果たして正面から受け止めているのだろうか。そもそも、日本人にとっての実力主義とはいかなるものなのだろうか。
▼その大きな手がかりとなるのが「武士道」である。武士道こそは自己決定、自己責任といった言葉の奥行きを、文字通り生命を懸けて追究した思想であった。武士道の要諦は、本当の自分の力というものへの冷徹で仮借ない洞察という一点にあったのである。
▼本書では、そのような峻厳なる武士道をいきいきとよみがえらせる。武士達はいかなる大将を愚とし、賢としたのか。主君と家来との結びつきはいかなるものであったのか。彼らが命をかけて追究しようとしたものは何だったのか。様々な文献とエピソードから、その思想の真実が明らかになる。
▼混迷の現代に立ち向かう智恵を、武士道に学べ! 魂の奥底をふるわせる一冊である。
●第1章 勝ちがなければ名は取れぬ
●第2章 国を滅ぼす馬鹿大将
●第3章 大将の器量
●第4章 頼もしき家来
●第5章 一生を見事に暮らす
内容説明
武士の世界にこそ、真の実力主義がある!その凄絶な思想から、現代に立ち向かう知恵を学べ。
目次
第1章 勝ちがなければ名は取れぬ(武士道の根源;実力稼業の世界 ほか)
第2章 国を滅ぼす馬鹿大将(得意わざが身を滅ぼす;馬鹿なる大将 ほか)
第3章 大将の器量(過激な分別;証拠ある申しよう ほか)
第4章 頼もしき家来(頼もしき家来;妻子の一命 ほか)
第5章 一生を見事に暮らす(根本は人を切ること;死の覚悟 ほか)