日本人のための「論理学」

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569624952
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本人は論理的思考が苦手であるというのは大きな間違い。日本と欧米との比較文化論を通して、論理思考の真髄に迫る画期的論考。

いまロジカルシンキング(論理的思考)に注目が集まっているのは大変結構なことである。しかし、ちょっと待て、と著者はいう。その裏には「日本人は論理ベタ」「日本語は非論理的」という思想がありはしないか。だから欧米の論理に学ぼうとしているのではないかと。

▼もしそうだとしたら、それはとんだ本末転倒である。日本語は優れて論理的な言語であり、それを証明することが本書の大きな目的の一つである。ために著者は、歴史・哲学・時事問題など、あらゆる素材を動員しながら、比較文化論的な視点から論理を考察している。その意味で本書は興趣尽きない日本人論ともなっている。

▼哲学という、論理と日々格闘する学問に関わる著者なればこそ、論理の本質を的確にとらえ、日本人が「論理」というものを大きく誤解をしていることを指摘する。

▼「論理」とはそもそも何か。「論理的に考える」とはどういうことか。本書を読むことで明らかになるはずである。

●第1章 日本人は論理的思考が苦手という迷信 
●第2章 論理的思考に最適だった日本の環境<中国と西欧の間> 
●第3章 古い思考法と新しい思考法 
●第4章 論理とは「比較」にあり 
●第5章 情報と論理 
●第6章 「反論理的思考」のすすめ

内容説明

日本語は“世界最強”の言語である。論理的に考えるアタマをつくるための入門書。

目次

第1章 日本人は論理的思考が苦手という迷信
第2章 論理的思考に最適だった日本の環境―中国と西欧の間
第3章 古い思考法と新しい思考法
第4章 論理とは「比較」にあり
第5章 情報と論理
第6章 「反論理的思考」のすすめ

著者等紹介

鷲田小弥太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。三重短期大学教授を経て、現在、札幌大学教授。専攻は哲学、倫理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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