出版社内容情報
歪んだ人間関係を修正するコフート理論の紹介。
ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害、神経症など、心の病理をどう修復するか。コフート理論に基づいた自己治癒の方法論。
本書は、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。対人関係における共感と依存の重要性を唱えている。
▼心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人々がいる。それらは精神病や神経症と診断されてきた。では、精神病と神経症の違いとは何か。精神病とは伝達物資の異常などで脳のいずれかが壊れた状態をいい、妄想や幻覚をともなう。一方、神経症は、脳ではなく心に異常をきたし、不安やパニック状態になることをいう。しかし両者の選別は難しい。そこで、精神病と神経症の間にはさまざまなパーソナリティ障害があり、それがボーダーラインや自己愛パーソナリティ障害として発見されてきたのである。
▼数々のエピソードを交え、やさしく解説した心理学教室。
●第1章 フロイト精神分析の変容
●第2章 ボーダーラインと自己愛パーソナリティ障害
●第3章 コフートとカーンバーグの治療理論
●第4章 自己の病理とはなにか
●第5章 壊れた自己をどう治すか
●第6章 コフート心理学の現代性
内容説明
心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人間の姿がある。それらは、精神病、神経症、ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害などと診断されてきた。本書では、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。対人関係における共感と依存の重要性を唱える。自己修復のための心理学教室。
目次
第1章 フロイト精神分析の変容
第2章 ボーダーラインと自己愛パーソナリティ障害
第3章 コフートとカーンバーグの治療理論
第4章 自己の病理とはなにか
第5章 壊れた自己をどう治すか
第6章 コフート心理学の現代性
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(現代経済学)、上智大学文学部(心理学科)などの非常勤講師を歴任。日本人として初めて自己心理学の年鑑“Progress in Self Psychology”に論文が掲載されるなど、本邦におけるコフート自己心理学研究の第一人者
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感想・レビュー
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B.J.
B.J.
lativoir381
かがみ
コアラのマーチよりパックンチョ