出版社内容情報
全米100万人が涙した奇跡の詩集ついに邦訳。
「こころの歌に耳をすませて。争いもにくしみもない世界のために――」。ひとりの少年の願いが、世界じゅうの人々の心を動かした。
生まれてまもなく、筋肉が萎縮してゆき、やがて死に至る不治の病、筋ジストロフィーを発症したマティ少年は、3歳のとき、同じ病気だった1つ年上の兄の死をきっかけに詩を書き始める。生と死、愛と別れ、信仰と希望……マティはこころに去来するさまざまな思いを詩にこめる。そして11歳の夏、生死をさまようほど容態の悪化したマティは、担当医に「3つの願い事」の話をした。一つは、自分の詩集の出版、一つは、尊敬するカーター元大統領との会談、そして、国民的人気テレビ番組『オプラ・ショー』への出演。やがて出版された本は全米ベストセラーとなり、残りの願いも現実のものとなっていく。マティは語る。「ハートソングは、私たちの内面にある美しさ。よりよい人間になりたいと望むとき、私たちの心に響く歌です」。2001年9月11日ニューヨーク同時多発テロ以降、全世界の人々に平和への願いと勇気をもたらした詩集、待望の邦訳。
●感覚
●季節
●祝福
●こどもの時間
目次
感覚
季節
祝福
こどもの時間
著者等紹介
ステパネク,マティ[ステパネク,マティ][Stepanek,Mattie J.T.]
1990年生まれ。生まれながらに筋ジストロフィーを発症。3歳のとき、1つ年上の兄ジャミーを同じ病気で亡くしたことをきっかけに詩作を始める。1999年、その詩作に対し、チルドレンズ・ホスピス・インターナショナルから「メリンダ・ローレンス国際図書賞」をおくられる。2002年には、筋ジストロフィー協会(MDA)の親善大使に任命される。武道は黒帯の腕前。現在は、母親のジェニ、そして訓練中の介助犬ミカ(ゴールデン・レトリバー/オス)とメリーランド州アッパー・マールボロで暮らしている
広瀬裕子[ヒロセユウコ]
東京生まれ。単行本の編集者を経て作家に
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