出版社内容情報
“勝ち”にこだわる合理的思考に学べ!
徳川時代の管理体制に独り挑んだ宮本武蔵――。その思考法がわれわれに明示する、混沌に満ちた現代を勝ち抜くための叡智とは何か。
徳川時代の管理体制に独り挑んだ宮本武蔵。その思考法が私達に明示する、混沌に満ちた現代を勝ち抜くための叡智とは何か。
▼戦国末期から江戸時代初期にかけて活躍した剣豪・武蔵。彼が晩年に二天一流と称する自らの剣術と兵法について解説したのが『五輪書』である。その考え方は、形だけにこだわった他の剣術書とは異なり、あくまでも「勝つこと」を目指した非常に合理的なものだったのである。
▼武蔵が剣に託して兵法の道を極めたのは、日本全体に出現しつつあった巨大な管理社会に対する抵抗である。しかし、武蔵は負けることを承知しながら、その巨大な管理社会に立ち向かったわけではなく、緻密な計算と合理的な闘争方法によって、自分のできる範囲から管理社会に挑戦し、そして本当の人間のあるべき生き方を求めた。
▼本書は、武蔵の『五輪書』を解説しつつ、現代社会においていかに武蔵の考え方が活用でき、また応用できるかを考察する一冊である。
●序の巻
●地の巻
●水の巻
●火の巻
●風の巻
●空の巻
●『五輪書』に影響を与えたと思われる兵法者たち
内容説明
徳川時代の管理体制に挑んだ武蔵―。その思考法がわれわれに明示する、混沌に満ちた現代を勝ち抜くための叡智とは。
目次
序の巻
地の巻
水の巻
火の巻
風の巻
空の巻
『五輪書』に影響を与えたと思われる兵法者たち
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927年(昭和2年)、東京生まれ。第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。1999年(平成11年)、春の叙勲で勲三等瑞宝章に
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