出版社内容情報
どうしても知っておきたい歴史がある。
日本人にとって太平洋戦争とは何だったのか。外交から戦略、戦時下の庶民の暮らし、目からウロコの意外な話までこの一冊でよくわかる!
太平洋戦争が終結して半世紀以上の年月が流れている。しかし、この戦争のもつ意味や問題は今でも取りざたされている。太平洋戦争とは一体どのような戦争だったのだろうか。
▼二度とおこしてはならない悲劇の歴史ではあるが、この戦争なくして現在のアジアや日本を語ることはできない。とくに日本にとっては軍国主義から民主主義国家へと変貌を遂げた、大きな転換のきっかけともなっているのだ。
▼だが、中学・高校では時間的な制約もあって、近現代史、ことに太平洋戦争はあまり学ばれることなく通過してしまう。本書は太平洋戦争の原因から経過、結末などをわかりやすい文体で綴った入門書となっているので、誰にでも無理なく読める一冊。また、当時の日常生活や国民が統制された現実などを、豊富な写真と資料で展開している。
▼語り継ぐべき教訓は、次代へしっかりと伝えていくべきだとする、歴史の認識が新たになる好著。
●第1章 太平洋戦争への道
●第2章 勝ち進んでいた緒戦
●第3章 戦時中の軍部と政府
●第4章 銃後の国民生活
●第5章 戦局の悪化と終戦
内容説明
太平洋戦争の入門書。意外な真相も盛り込んだ内容となっており、また、戦時中の国民生活や政府の国民統制に多くのページを割いている。
目次
第1章 太平洋戦争への道(太平洋戦争の原因は、日露戦争にあった?;常軌を逸したアメリカの日本人排斥運動 ほか)
第2章 勝ち進んでいた緒戦(日本側の宣戦布告は、なぜ遅れてしまったのか;どうして日本軍は、ハワイの真珠湾を攻撃したのか ほか)
第3章 戦時中の軍部と政府(戦時体制の確立のため厳しく統制される日本国民;新体制運動で生まれた大政翼賛会と翼賛体制 ほか)
第4章 銃後の国民生活(貨幣に価値はない?じょじょに厳しくなる生活;煙草もお酒も飲めない、我慢我慢の三年半 ほか)
第5章 戦局の悪化と終戦(まさかの大敗北!制海権を失うきっかけとは?;ガダルカナル島に日本軍が固執したのはなぜか ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業。現在、都立高校教諭として日本史を教えるかたわら、執筆活動をおこなう。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。平成11年、NHK文化センター講師をつとめる
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感想・レビュー
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