出版社内容情報
日本人は「靖国」とどう向き合うべきか。
なぜ首相の参拝に近隣諸国が反発するのか。憲法違反なのか。A級戦犯とは何か。国立墓地構想とは? これ一冊ですべてがわかる。
平成13年、小泉首相が靖国神社を公式参拝したことは、内外に大きな波紋を広げた。今年も小泉首相は春の例大祭にあわせて5月に参拝を断行したが、やはり大きなニュースとなった。では、なぜ首相が靖国神社に参拝すると大事件になるのか。また、靖国神社をめぐる議論は「政教分離に関する憲法解釈」「A級戦犯の合祀問題」「近隣諸国の反発」「国立墓地構想」など多枝にわたり、そのどれもが日本人の宗教観、死生観といった根源的な問題に関わってくる。そこで本書は、ここ数年に著名な論者16名が発表した「靖国」に関する論考を収録、日本と日本人のあり方をめぐる論争の核心を明らかにする。論者は、石原慎太郎、稲垣武、牛村圭、梅原猛、大原康男、加地伸行、金美齢、工藤雪枝、黒田勝弘、黄文雄、小堀桂一郎、櫻田淳、東條由布子、長山靖生、橋爪大三郎、古川勝久(50音順)の各氏。戦中派から戦後世代までの論点が網羅された完全保存版でもある。
●第1章 新時代のナショナリズム――日本人は靖国とどう向き合うべきか
●第2章 「靖国問題」の虚と実――靖国をめぐる議論とは
●第3章 政教分離とは何か――首相の靖国参拝は憲法違反か
●第4章 「東京裁判史観」の呪縛――A級戦犯分祀論の背景
●第5章 国立墓地構想――国家による慰霊の「場」とは
●第6章 外圧としての靖国問題――「近隣諸国条項」をめぐって
●第7章 日本人の信仰と心情――死者をどう弔うか
内容説明
日本と日本人のあり方をめぐる論争の核心。
目次
第1章 新時代のナショナリズム―日本人は靖国とどう向き合うべきか
第2章 「靖国問題」の虚と実―靖国をめぐる議論とは
第3章 政教分離とは何か―首相の靖国参拝は憲法違反か
第4章 「東京裁判史観」の呪縛―A級戦犯分祀論の背景
第5章 国立墓地構想―国家による慰霊の「場」とは
第6章 外圧としての靖国問題―「近隣諸国条項」をめぐって
第7章 日本人の信仰と心情―死者をどう弔うか