出版社内容情報
「ジェンダー論」「男女共同参画法」は家族破壊思想なり! 家族を蔑む「家族論」を論破し、健全な家族、家庭とは何かを再確認する。
「保育所を増やし、家事・育児の社会化を」「これからは多様な家族の時代」「父親らしさ・母親らしさよりも人間らしさ」……。これらはフェミニストが唱える“一見もっともらしく聞こえる”主張だが、その背景にある狙いは、家族を空洞化させ、破壊することである。男女、父母、親子等の区別を同質化することにより、「家族」の存在意義をなくそうという考え方だ。
▼90年代以降、そのようなフェミニストたちが政権の中枢に入り込んで「男女共同参画法」なる悪法をつくり、全国の自治体や教育現場に対して、家族を空洞化させる「上からの意識革命」を進めた。21世紀に入ると、油断していた保守層が事態の深刻さに気づき、反撃を開始した――というのが今日に至る図式である。家族を破壊しようとするフェミニズムの跋扈をこれ以上許すわけにはいかない。本書は、彼らの「教義」のどこが間違っているかを理論的・方法論的に整理し、論破するための教科書である。
●第1章 ジェンダー論の間違い徹底批判
[1]「ジェンダー」という用語が本来的に持っている性差否定思想
[2]ジェンダー理論のどこが間違っているか
[3]性差は生まれつき ――脳科学の成果
[4]ジェンダーの必要性
[5]性別(ジェンダー)を変えようとした非道な実験
[6]本質的には同じことをしているフェミニストたち
[7]性差を否定する教育の危険
[8]日本の性別文化を守ろう ――男性文化と女性文化は大切な人類の財産
●第2章 日本破壊を目論むフェミ・ファシズムの革命戦略 ――政治運動としてのフェミニズムの害毒
[1]「男女平等」に隠された革命戦略
[2]フェミ・ファシズムの無法 ――魑魅魍魎の世界・荒川区の真相
[3]フェミニズムは共産勢力の隠れ蓑 ――ソフト路線の罠
[4]「性教育」が目指す「性革命」の危険 ――セックス肥大という精神病理
●第3章 革命の拠点・内閣府男女共同参画局の謀略 ――統計調査のウソ・デッチ上げ
[1]統計でウソを言う内閣府の「調べる詐欺」
[2]第二の実例:世論調査のゴマカシ
[3]第三の実例:「男は仕事、女は家庭」についての調査 ――調査すること自体が「思想の押しつけ」
[4]第四の実例:出生率と女性労働力率の「相関図」は改竄
[5]第五の実例:奇々怪々、『朝日』の世論調査
[6]新聞を使ったデマゴギー ――『南日本新聞』「事実なし」のウソ
●第4章 女性学・男性学という名のエセ学問 ――曲学阿世の徒
[1]汚いレトリック ――伊藤公雄氏・細谷実氏
[2]「敵」を矮小化したい心理の表れ ――『〈癒し〉のナショナリズム』の方法論的欠陥
[3]男性学の方法論的欠陥
[4]イデオロギー主導の偽「研究」 ――菅原ますみ氏
[5]方法論欠落の女性学
内容説明
一九九〇年頃までのフェミニズムは、学習と組織化と浸透の段階にあった。九〇年代はフェミニズムが政権の中心を占め、上からの意識革命を進めた時期である。二十一世紀に入ると、フェミニズムを甘く見たり油断していた男性や保守層が事態の深刻さに目覚め、反撃を開始した。一つの教義体系となっているフェミニズムと戦うためには、その方法論的・理論的間違いを論破しなければならない。本書にはフェミニズムのどこが間違っているかが、理論的・方法論的に整理され、正しい理論が提示されている。
目次
第1章 ジェンダー論の間違い徹底批判(「ジェンダー」という用語が本来的に持っている性差否定思想;ジェンダー理論のどこが間違っているか ほか)
第2章 日本破壊を目論むフェミ・ファシズムの革命戦略―政治運動としてのフェミニズムの害毒(「男女平等」に隠された革命戦略;フェミ・ファシズムの無法―魑魅魍魎の世界・荒川区の真相 ほか)
第3章 革命の拠点・内閣府男女共同参画局の謀略―統計調査のウソ・デッチ上げ(統計でウソを言う内閣府の「調べる詐欺」;第二の実例:世論調査のゴマカシ ほか)
第4章 女性学・男性学という名のエセ学問―曲学阿世の徒(汚いレトリック―伊藤公雄氏・細谷実氏;「敵」を矮小化したい心理の表れ―『“癒し”のナショナリズム』の方法論的欠陥 ほか)
著者等紹介
林道義[ハヤシミチヨシ]
1937年、長野県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。2005年3月、東京女子大学文理学部教授を定年退職。現在、日本ユング研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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