水平線の向こうから

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  • サイズ A5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569622422
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

感動的なお話を美しいイラストで綴る絵本。

死は、その人の存在を消すのではなく、見えなくするだけ。だから≪心の電話≫で話せるんだ。感動的なお話を美しいイラストで綴る絵本。

もしも死が間近にせまり、愛する幼い子を残して先立たなければならなかったとしたら、あなたは我が子に死をどのよう伝えますか?――本書は、この重く切ないテーマを、感動的な物語と葉祥明氏の美しいイラストで綴る絵本である。

▼原作は、この5年間に約400人の臨終に立ち会った医師である堂園晴彦氏で「先立つ親が心残りのないように、そして子どもが愛する人の死から一日も早く立ち直り、前向きな人生を送れるように」との願いを綴ったという。

▼物語の舞台は南の島。その浜辺で、主人公の藍(あい)という女性と恋人が、藍の思い出の海を眺め、たたずむシーンから始まる。空と海の澄みきったブルーの世界、イエローの光りの回想シーン、そして感動的な結末へと色の変化とともに展開していく。

▼死は、その人の存在を消すのではなく、船が水平線の向こうに消えるように、見えなくなるだけ。――愛する人、かけがえのない人と読んでいただきたい一冊である。

内容説明

生と死を間近でみつめてきた医師が、澄みきった美しい絵の世界とともに本当の死の意味を綴る、心ふるわす感動の物語。

著者等紹介

堂園晴彦[ドウゾノハルヒコ]
1952年2月29日、薩摩生まれ。慈恵医科大卒業後、国立がんセンターレジデント、慈恵会医科大学講師、鹿児島大学医学部講師を経て、92年、父の産婦人科を継ぐ。96年11月、内科、がん総合診療科、産婦人科、東洋医学科、ホスピス機能等を備えた診療所「堂園メディカルハウス」を開業。「北風の中、寒さにふるえながら背中を丸めて旅をしている旅人に、そっとフロックコートをかけてあげよう」(フロックコート・スピリット)の理念のもとに医学を展開し、2001年11月、NPO法人「風に立つライオン」を設立。大学時代は演劇実験室「天井桟敷」に在籍していた

葉祥明[ヨウショウメイ]
1946年、熊本県生まれ。90年、『風とひょう』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。91年神奈川県鎌倉市に“葉祥明美術館”を開館。92年、オリジナル・キャラクター「JAKE」がふみの日記念切手に採用される。95年、旧ユーゴの子どもたちとのジョイント展を開催。96年、ウィーンにて展覧会を開く。97年、東京・自由が丘に“JAKE HOUSE”を開館。また、この年より各地で『地雷ではなく花をください』原画展を開催。99年、『森が海をつくる』がけんぶち絵本の里びばからす賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんちゃん

17
読友さんのご紹介本。この本(2002年刊行)で読みましたが、2009年に新しく出ているようです。「愛する人たちと幼い時に別れなくてはならない子どもたちのために」、生命の現場で働く堂園医師が心を傾けて書いた作品、静かに心に響きます。葉祥明さんのイラストも死への恐れをやわらかく包み込む温かさを感じます。2012/08/11

がぁ

1
とても心にしみる作品だったが、息子には読ませられないと思った。私は私の言葉で伝えていくしかない。2014/10/21

K

0
親のために子供のために描かれた死を前向きに受け止めるための絵本。葉さんの描く青がとても綺麗だった。2012/09/01

雨巫女

0
水平線の向こうから見守ってるよ。2010/01/26

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