出版社内容情報
生命科学者が孫へ贈るいのちへのメッセージ。
「私は、孫娘への手紙を書きはじめた。いっしょに感じてみたいなと思う“驚嘆する感性”を見つけるために。生命科学者が贈るいのちの讃歌。
気鋭の生命科学者として将来を期待されていた著者を襲った突然の病。激しい痛みをともなう病との30年以上にわたる闘いと奇跡的な恢復。
▼本書では、孫娘に宛てた手紙のかたちをとりながら、「いのち」へのかぎりない愛おしさを透明な言葉で伝える。宇宙の創生から地球の形成、生物や人間の誕生を通して、すべてのいのちの尊さとはかなさが心にしみわたる。
▼すこし立ち止まって注意深くまわりを見てみると、わたしたちの周囲にはさまざまないのちが息づいている。それらのいのちにはそれぞれなりの不思議が詰まっていて、それを著者は“Sense of Wonder”(驚嘆する感性)と呼ぶ。
▼ふと立ち止まって空を見上げる瞬間を大切にしたい――そんな方々に読んでいただきたい本である。
▼大きな文字でふりがなも多めにつけています。こどもたちにもぜひ読んでほしい。イラスト多数。2色刷。
[1]いのちはうたう
[2]いのち華やぐ
[3]いのちはめぐる
目次
1 いのちはうたう
2 いのち華やぐ
3 いのちはめぐる
著者等紹介
柳沢桂子[ヤナギサワケイコ]
1938年東京生まれ。お茶の水女子大学を卒業後、コロンビア大学に留学。同大学院修了。帰国後、慶応義塾大学医学部助手、三菱化成生命科学研究所主任研究員をつとめる。三〇歳のとき原因不明の病に倒れる。83年に同研究所を退職。以来三〇年以上にわたり、激しい痛みをともなう病と闘いつづけ、98年、奇跡的に恢復。サイエンスライターとして、いのちの尊さ、はかなさを生命科学の立場から問いつづけている。『二重らせんの私』(早川書房、日本エッセイスト・クラブ賞)、『卵が私になるまで』(新潮社、講談社出版文化賞科学出版賞)、『お母さんが話してくれた生命の歴史1~4』(岩波書店、産経児童出版文化賞)など多数の著書がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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