出版社内容情報
経営はSkillではなく、Willである。
無責任な悲観論や国頼みをよそに、復活、成長を遂げている会社はこれだけある――。数多くの取材を通じて語る日本経済へのメッセージ。
「もう日本国内では、モノづくりはやっていけない」「『メイド・イン・ジャパン』は、『メイド・イン・チャイナ』に追い抜かれる」といったことを、まことしやかに語る人たちが少なくないが、本当にそうなのか。
▼日本市場になだれ込んできた低価格の中国製品が「メイド・イン・ジャパン」に突きつけたものは、日本の技術が後れをとったとか、労働者の質で日本が大きく劣っているといった問題などではなく、市場の変化に対して素早い反応ができなくなってしまった日本企業のマネジメントの硬直性にあるのではないか。さらに言えば、「外国企業に負けてたまるか」といった「意志」が欠けているのではないか。
▼本書に登場する各社に共通して内在するのものは、「闘う魂」である。業績の伸び悩みを経営環境にせず、マスコミの論調にも惑わされることなく、果敢な挑戦で“逆風”をはねかえす――。会社の運命を自ら「意志」によって切り拓くモノづくり中小企業奮戦記。
●序章 日本のモノづくりは死んだか
●第1章 世界ナンバー1ブランドを生んだ「本物へのこだわり」――株式会社タミヤ
●第2章 競合四千社に勝つ「高付加価値」戦略――株式会社竹中製作所
●第3章 たゆまぬイノベーションが企業を強くする――株式会社島精機製作所
●第4章 すべてを自社で――「自己完結」こそ顧客志向の原点――カイハラ株式会社
●第5章 「腕一本」で生きる職人魂――岡野工業株式会社
内容説明
業績の伸び悩みを経営環境のせいにせず、マスコミの論調にも惑わされることなく、果敢な挑戦で“逆風”をはねかえす―。大企業と互角以上に渡り合うモノづくり中小企業奮戦記。
目次
序章 日本のモノづくりは死んだか
第1章 世界ナンバー1ブランドを生んだ「本物へのこだわり」―株式会社タミヤ
第2章 競合四千社に勝つ「高付加価値」戦略―株式会社竹中製作所
第3章 たゆまぬイノベーションが企業を強くする―株式会社島精機製作所
第4章 すべてを自社で―「自己完結」こそ顧客志向の原点―カイハラ株式会社
第5章 「腕一本」で生きる職人魂―岡野工業株式会社
著者等紹介
財部誠一[タカラベセイイチ]
1956年東京生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、野村証券に入社。同社退社後、3年間の出版社勤務を経て、経済ジャーナリスト。金融、経済誌に多く寄稿するとともに、テレビ朝日系の情報番組『サンデープロジェクト』『ねっとパラダイス』などTVでも活躍。また、政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を主宰し、「財政均衡法」など各種の政策提言を行なっている
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