マリモ

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マリモ

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569621401
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

かなしくて切ない。女性の共感を呼ぶ物語。

大山田マリモ、25歳、OL、アルコール依存症――生きることに不器用な彼女が人生と自分の価値に気づくまでを描いた笑いと涙の物語。

大山田マリモ。中堅食品会社に勤める25歳の独身OL。彼女はこの一年余り、酒浸りの日々を送っていた。元凶は、彼女担当の新商品『納豆伝説』。それは無能な上司によって捻じ曲げられた、彼女の初めての企画だった。発売後、案の定寄せられた苦情の嵐。打ちひしがれ、今日も飲み潰れて眠りについた彼女は、真夜中に目を覚まし、『死には、人間的な死と、そうでない死が存在するのですよ』という声を聞く。それは懐かしい「先生」の声だった……。心の傷を覆う術も知らず、生きることに不器用な主人公が、不条理な世の中に傷つきながらも、人生と自分の価値に気づくまでを描いた笑いと涙の物語。12年前、勃興期のパソコン業界を舞台にした小説『健康ソフトハウス物語(正・続)』で注目を集めた伝説の作家・山崎マキコが、満を持して放つ渾身作。WEBサイトでの連載中から幅広い読者層に熱く支持された作品が、遂に単行本化。PDAで読めるデジタル書籍も同時発売!

●第1部 彼の見た空 
●第2部 先生とわたし

内容説明

大山田マリモ、25歳、OL、依存症者―心の傷を覆う術も知らない、生きることに不器用な彼女が人生と自分の価値に気づくまで―魂の物語。

著者等紹介

山崎マキコ[ヤマザキマキコ]
1967年生まれ。明治大学卒。大学在学中から著述業に携わり、現在、『月刊アスキー』などのパソコン雑誌や、複数のWebサイトに連載を持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スケキヨ

15
立て続けに山崎マキコ氏。いやー、会話は携帯小説チックでばんばん読める。しかし、主人公設定が似たり寄ったりでなんか残念な感じでした。鬱鬱と心に沈む気持ちというかトラウマが蝕んでいて「ど~にかしてあげてくださいよ」と言ってしまった。そんでもって山崎氏のこういった人物は私とシンクロしてしまう部分が多いので軽くへこみます。次はハッピーエンドの作品を読みたいです。しかし「スロウガ」という呪文を躊躇なく使う部分で「この作者はかなりなゲーマーだ!」と確信した!2011/08/19

ちくまる

6
ためらいもなくイエスで、いい作家さんだな、と手に取ってみた本。 想像以上に重い、というかグサグサ来る。私の15~20年前みたい。飲んで記憶をなくすとこじゃなくて、自分の存在がうまく肯定できない自分と折り合いをつけれないところ。きっとみんな経験した気持ちだと思う。2014/11/14

桂花

2
マリモは自身の幼い時の過去(両親の不仲など)が原因で、自分に自信が持てない・どこにも居場所がないと思っていますが、高校の時に出会った国語の先生の言葉や存在にどれだけ救われているかを知って、誰か一人でも心の支えになってくれる人がいるのは必要なことなんだと思いました。2010/12/30

ねぎまぐろ

1
★★2023/03/15

mare

1
ラストの師とのやりとり 救い2013/07/19

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