葉隠の人生訓

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葉隠の人生訓

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569621173
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

武士道的生き方から現代に生きる叡智を探る。

武士の精神規範の書として読み継がれる『葉隠』。そのなかで特にビジネスの処世の知恵を、山本常朝と田代陣基の対話から明らかにする。

武士の精神規範の書として読み継がれる『葉隠』。佐賀鍋島藩に仕えた山本常朝が武士道における覚悟を説き、山本常朝が伝えたこの修養の書は、いわゆる“佐賀っぽ”といわれる質実剛健で気の荒い鍋島武士のエピソードが満載されている。そのため、「武士道とは死ぬことと見つけたり」に象徴させる“仇討ち”や“切腹”あるいは“喧嘩”などの話が多い。

▼本書は、そのなかでとくに現代の世の中にも多く通じるビジネスマンの処世の知恵を選び出し、山本常朝と田代陣基の対話から明らかにする。

▼目次より◎山本常朝と田代陣基の出会い◎常朝、半生を語る◎鍋島家の家風◎武士らしさとは◎常朝、忠誠を説く◎君臣の道◎武士の意地

▼不透明な時代を生き抜く叡智! 志なかばで失意のうちにある山本常朝。失脚して藩の要職から去った田代陣基。二人の対話から浮かび上がる組織における人間関係の要諦、日常の心構えとは何か。ビジネスマン必読の歴史小説である。  

●序章 山本常朝と田代陣基の出会い 
●第1章 常朝、半生を語る 
●第2章 鍋島家の家風 
●第3章 武士らしさとは 
●第4章 常朝、忠誠を説く 
●第5章 君臣の道 
●第6章 武士の意地

内容説明

志なかばで失意のうちにある山本常朝。失脚して藩の要職から去った田代陣基。二人の対話から浮かび上がる組織における人間関係の要諦、日常の心構えとは。ビジネスマン必読の歴史小説。

著者等紹介

童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927年(昭和2年)、東京生まれ。第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。1999年(平成11年)、春の叙勲で勲三等瑞宝賞に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

1
「武士道とは、死ぬこととみつけたり」で有名な『葉隠』を一度読んでみたいと思っていた。当書は入門書がわり。『葉隠』は隠居した武士が若侍に武士の心がまえを説いた説教本。加えて童門冬二がサラリーマンの心がまえを説く箇所が随所で、正直のところ愉快な本ではなかった。また、そもそも『葉隠』の内容自体に納得いかない部分が多かった。 本論はずれた面白い箇所では、不動明王が炎を燃やしているのは、救われない多くの衆生がいることに怒りを感じ、炎を吹きたて何とか救済の道を講じたいと怒っているという。 2012/11/14

nimousaku

0
今も昔も、人間関係の悩みや心得ってあまり変わらないんだなと思った。ただ、武士たちは主従関係、侍としての誇りや落とし前の付け方の特有の文化を合わせつつ持っていた。この点は興味深い。 本書は、山本常朝の体験談などを書き記したものになるか、中でも、齢15の若君の驚くべき判断に圧倒される家臣、忠臣蔵をこき下ろしていたくだりは面白かった。 自分たちの藩主なだけに。若干、眞鍋氏万歳な部分はあったようにも思えたが、目から鱗な内容が盛りだくさんだったと思う。 2024/03/02

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