出版社内容情報
日本は衰退国家になってしまったのか!
今の状況は本当に不況か。もはや衰退への道に入ってしまったのではないか。世界の状況の変化についていけない日本人への警告の書。
多くの日本人は、いま日本は長期にわたる不況下にあると認識している。しかし、それは正しい認識だろうか? もはや日本は衰退への道へ入ってしまったのではなかろうか?
▼もはや注目も信頼もされていない日本円。この10年間、国家衰退を食い止める有効な方策をひとつも取れなかった日本の政治。アメリカは再び経済回復しようとしているが、中国はじめアジア諸国の工業力が勃興してきた状況下において、もはや日本がその果実を独り占めできる状況ではない。また、多くの日本人は、アメリカは日本の資金力・技術力がなければ成り立たないと傲慢に構えているが、それは一昔前の話で、もはやアメリカにとって日本はリスクの部分の方が大きくなっている。世界が大きく変わっているのに、日本の指導層にその情報がなく、全く理解できていない……。
▼著者独自のワシントン情報、共和党情報から世界の大きな動きを読み解き、日本に残された道を検討していく必読の書。
●第1章 いまは不況ではない。日本の衰退がはじまった
●第2章 アメリカの景気は回復する、しかし日本に奇跡は起きない
●第3章 日本はアメリカから最後通牒を突きつけられた
●第4章 まもなく人民元が日本円を圧倒する
●第5章 世界の将来は明るくて大きい
●第6章 日本の衰退をどう止めるか
内容説明
ブッシュ政権の隠された思惑、キッシンジャーが語る日本再生の鍵…ワシントン情報から読み解く、日本に残された最後の選択とは。
目次
第1章 いまは不況ではない。日本の衰退がはじまった
第2章 アメリカの景気は回復する、しかし日本に奇跡は起きない
第3章 日本はアメリカから最後通牒を突きつけられた
第4章 まもなく人民元が日本円を圧倒する
第5章 世界の将来は明るくて大きい
第6章 日本の衰退をどう止めるか
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。1959年NHKに入局。1970年ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に1992年退職。その後、ハーバード大学タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者をつとめる。また現在、全米商工会議所の会長首席顧問をつとめている
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