寄生虫はつらいよ―右も左も抗菌グッズ 清潔病で世界一ひ弱になった日本人へ

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569620923
  • NDC分類 498
  • Cコード C0095

出版社内容情報

カイチュウ博士の目からウロコのユーモア話。

お腹の中にサナダ虫の「キヨミちゃん」を飼っている医者の、抱腹絶倒、目からウロコのユーモアエッセイ。寄生虫がいとおしくなる一冊。

日本人の健康願望、清潔志向はすごい。健康や「キレイ社会」を求めることは悪いことではないけれど、最近はちょっと行き過ぎではないだろうか。

▼カイチュウ博士と呼ばれる著者は、かねてから「キレイすぎる社会は、人間の生物としての生きる力を弱めているとしてきた。今、私たちは、汚いものとして排除してきた微生物とヒトの関係を改めて考えなおす時期に来ているのではないか。

▼本書は、「花粉症は体から寄生虫を追い出したから」「ウオッシュレットで“肛門弱”の若者急増」「粗食の過食で逆太り」「下戸が無理して飲むと“ガン”になる」「エイズは女性のほうが感染しやすい」「地球温暖化―大阪にマラリアが発生するかも」「ハゲは胃ガンになりにくい」「「“狂牛肉”の部位で違う人への感染度」「第一子がアレルギーになりやすいわけ」など、清潔病に陥った日本人の健康常識の落とし穴を、ユーモアとウイットに満ちた筆致で綴った、著者会心の一冊だ。

●第1章 バイ菌と「ほどよい」関係を 
●る第2章 食と健康――おいしい話にゃ毒がある 
●第3章 海外旅行の落とし穴――感染症にご用心 
●第4章 セックスの多様化で、性感染症の種類も激増 
●第5章 体重が気になる世代の男の悩み・女の悩み 
●第6章 見えない恐怖――狂牛病と炭疽菌

内容説明

「花粉症対策はバイ菌と仲よくすること」「超清潔志向がセックスレスを招く?」など、キレイ社会ニッポンの盲点を、カイチュウ博士が痛快に説き明かす。

目次

第1章 バイ菌と「ほどよい」関係を
第2章 食と健康―おいしい話にゃ毒がある
第3章 海外旅行の落とし穴―感染症にご用心
第4章 セックスの多様化で、性感染性の種類も激増
第5章 体重が気になる世代の男の悩み・女の悩み
第6章 見えない恐怖―狂牛病と炭疽菌

著者等紹介

藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学大学院医学研究科修了。医学博士。現在、東京医科歯科大学大学院教授。専攻は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。主な著書に、『笑うカイチュウ』(講談社・1996年講談社出版文化賞・科学出版賞受賞)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わむう

12
一時、よく寄生虫の本を読んでました。

本多

2
図書館:藤田先生の著書はいくつか拝読しましたが、オヤジギャクはこれがピカイチ。かなり連発で驚きました。2012/06/07

ホッケうるふ

1
菌を遠ざけすぎるのはかえって不健康の原因という説は目からウロコ。でも寄生虫を体内に飼うに至った話が読めるかと思ったがそれはまた別の著作か。2013/05/11

モリ

0
寄生虫の話、というよりは日本の過剰な健康、滅菌意識に関する幅広いエッセイといった感じ2011/05/07

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
☆×4.0…この著者、思いっきり親父ギャグが冴え渡っていますね。自分で寒い言っちゃっているのがほほえましいです。そしてすごいことにサナダムシを体内に飼っています。簡単にサナダムシって手に入らないものなんですねぇ。結構寄生虫のことは学生時代にやっていたので寄生虫の名前が出てくると「おおっ」と思いましたね。というか、常在菌なかったら人間生きていけないのに抗菌とか言っている時点で…2010/07/25

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