出版社内容情報
母親が自分流の子育て法を見つけられる本。
子育てのやり方に正解はない。実際のお母さんの様々な子育て法を示し、その中から自分にあった子育て法が見つかるよう解説する一冊。
ちばコープでは、1996年から子育てに迷い悩んでいるお母さんに、同じ思いを話せる場が作れればと、子育て応援講座を開いてきた。この講座は、本書の著者である室田洋子氏が講演し、その後、小グループに分かれてのおしゃべり会になっている。本講座を通して、「私だけじゃなかったんだ」「何かホッとするような救われた気持ちになれた」「一人ぼっちで悩まなくてよかった」「自分流の子育て見つけた」などの、いろいろなお母さん達の生の声や、本音、知恵が集まってきたという。
▼本書は、講座の講演者、室田氏の解説をベースに、そんな生の声を掲載しながら、子育てに悩むお母さんを励まし、なんらかの解決策を見出せることを目的にした一冊である。
▼お母さん達がイキイキと自分らしく生活を、子育てを楽しみ、自己実現を図る歩みを始めること。そしてそれを自分一人でするのではなく、仲間とともに地域社会で行うことこそが、今、求められているのである。
●第1章 子どもからのサインをどう読み、子どもとどのようにかかわればよいか
●第2章 ほどよい父、ほどよい母
●第3章 お母さんの「社会参加と自己実現」
内容説明
子育てに疲れ、悩んでいたお母さんたちが、子どもの育ちとともに変化し、自己実現のために歩み始める…。自分らしい子育て法や生き方を探しているお母さんに贈る、体験談やアドバイスの数々。
目次
第1章 子どもからのサインをどう読み、子どもとどのようにかかわればよいか(幼い子がいることで、違う世界が見えてくる;見返りを求めない、応援;子育て、いま、かかわれること ほか)
第2章 ほどよい父、ほどよい母―「good enough father&mother」(グレートマザー(great mother―太母―)
子ども命、子ども一筋の母
「double bind」(二重拘束) ほか)
第3章 お母さんの「社会参加と自己実現」(出口が見つからない;第二青年期モラトリアム;無条件に与える母 ほか)
著者等紹介
室田洋子[ムロタヨウコ]
お茶の水女子大学卒。同大学院修了。桜美林大学講師を経て、現在、青葉学園短期大学教授。多摩大学講師。臨床心理士。専門は発達心理学、臨床心理学。大学と並行して教育研究所、保健所、臨床相談室で教育相談活動をつづける。全国社会福祉協議会保育士部会委員、ちばコープ学識経験者理事、生協総合研究所研究スタッフ、YMCA保育協議会委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。