出版社内容情報
国際情勢を理解するための常識を平易に解説。
同時多発テロで何が変わったか!? パトリオティズム、グローバリズムなど国際問題を読み解く重要語の解説を通して、これからの民族の形に迫る。
20世紀を特徴づけたネーション(民族・国家・国民)という概念。だが、その終焉を予感させるように、2001年9月11日、米国で同時多発テロが起きた。グローバリズムとパトリオティズム(郷土愛)が台頭する中で、「民族」「国家」の定義も再考を迫られている。
▼本書では「民族(エスニシティ)」「国家」という言葉の起源を探り、その上で、現代における意味の変容を、オリンピックや湾岸戦争などの具体例をもとに解説。「ナショナリズムとは何か」「民族はフィクションか」「新しい民族は生まれるか」などの根本的な問いに迫っていく。
▼さらに日本「国家」成立の事情にも言及。「文化的ネーション」としての日本の特徴を示す。
▼<主な目次>◆民族の歴史はいつ始まったか◆日本文化はいかにして形成されたか◆日本のナショナリズムをどう捉えるか◆パトリオティズムの時代◆民族の生きるかたち
▼民族・国家のゆくえを深く洞察した、9・11後の「新・世界地図」。
●序章 なぜ今「民族・国家」なのか
●第1章 湾岸戦争で知る「民族」と「国家」
●第2章 ナショナリズムとは何か
●第3章 「文化的ネーション」としての日本
●第4章 近代日本「国家」の成立事情
●第5章 パトリオティズムの時代
●終章 民族の生きるかたち
内容説明
二十世紀を特徴づけたネーション(民族・国家・国民)という概念。だが、その終焉を予感させるように、二〇〇一年九月十一日、米国で同時多発テロが起きた。グローバリズムとパトリオティズム(郷土愛)が台頭する中で、「民族」「国家」の定義も再考を迫られている。本書では、こうした言葉の起源を探り、現代における意味の変容を、オリンピックや湾岸戦争などの具体例をもとに解説。その上で、「文化的ネーション」としての日本の特徴にも言及する。これからの民族・国家のゆくえを深く洞察した一冊。
目次
序章 なぜ今「民族・国家」なのか
第1章 湾岸戦争で知る「民族」と「国家」
第2章 ナショナリズムとは何か
第3章 「文化的ネーション」としての日本
第4章 近代日本「国家」の成立事情
第5章 パトリオティズムの時代
終章 民族の生きるかたち
著者等紹介
松本健一[マツモトケンイチ]
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。京都精華大学教授を経て、現在、麗沢大学国際経済学部教授。評論・評伝・小説など多方面で活躍。『近代アジア精神史の試み』(アジア太平洋賞受賞)、『日本の近代(1)開国・維新』(吉田茂賞受賞)(中央公論新社)など
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