出版社内容情報
説得と交渉の知的戦略を教示する必読の書。
交渉を制する者はビジネスを制する。日本人が苦手とする交渉を論理的かつ明快に解説し、その効果的な思考法とノウハウを明示する。
日本人は交渉が苦手――。これは自他ともに認めるウィークポイントである。しかしビジネスには、否応なく、あらゆる場面で交渉がつきまとう。組織外との交渉はもちろん、組織内の意思決定においても、交渉は、どれだけ強調しても足りないほどに重要な鍵である。ところが、交渉力とは「生まれつきのもの」「経験を積み、体で覚えるもの」と誤解されがちで、体系的かつ論理的に交渉をとらえようとする向きは少ない。その点本書では、交渉のプロセスを体系的に学習した上で、緻密な戦略を立て、スマートなロジックを駆使するスキルが身につくように構成されている。第1部では交渉のさまざまな局面を理論的に分析し、第2部では10の戦略と50の戦術がきわめて実戦的なレベルで紹介されている。試みに第2部の戦術を一つでも読んでみてほしい。本書が単なる自己啓発書と一線を画した、理論的かつ実戦的な「ビジネスの基本書」であることがおわかりいただけるだろう。
[第1部]交渉の基本プロック
[第2部]戦略及び戦術ロジック
内容説明
本書には、交渉の場所はどこがいいのか。あなた一人で交渉するのか、それともチームであたった方が有利なのかなど、交渉のさまざまな場面が描かれている。また、本書には、あなた自身で交渉力を身につけてゆくための問題を数多く載せた。さらに、重要な点については、巻末に注があり、この分野についてさらに学びたい人のため、最新の参考文献が網羅されている。
目次
第1部 交渉の基本ロジック(交渉戦術のプロセス・モデル;交渉アプローチ戦術;個人及びチームによる交渉戦術;ことば以外のシグナルを読みとる技術;「聴く」技術;コミュニケーション媒体をプランニングする技術;「文化の違い」を考慮した交渉術)
第2部 戦略及び戦術ロジック(10の戦略と50の戦術;基本戦術を用いる;行き詰まりを打開する;時間を操作する;大げさに演じる;ゴールを動かす;攻撃する;ストレスと不安をコントロールする;弱点を強みに変える;権限を利用する;協力を要請する)
著者等紹介
ユンソン,バーデン[ユンソン,バーデン][Eunson,Baden]
1948年、オーストラリア、メルボルン生まれ。Monash大学で英語学、政治学、教育学を学び、環境学で博士号を取得。ユンソン・トレーニング&コンサルタント社の主席コンサルタント。ボックス・ヒル・カレッジ及びRMITのTAFEカレッジ(技術職業教育専門学校)でコミュニケーション全般に関する講義を行う傍ら、さまざまな教育プロジェクトを主宰してきた
加藤真樹子[カトウマキコ]
佐賀県出身。翻訳家。津田塾大学、東京大学で学んだ後、(株)日本リサーチセンターに勤務。フィリピンに4年、アメリカに通算11年滞在。ニューヨーク滞在中にニューヨーク大学大学院教養学科で学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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