出版社内容情報
「構造改革」があなたにもたらしかねない悲劇。
2003年9月、日本経済沈没――。グランドデザインなき「改革」の悲劇をシミュレートし、日本が模索すべき新たなベクトルとは何かを問う。
《2003年9月、国債価格の暴落を引き金に、日本経済はついに破滅の局面を迎えた。不良債権を処理するはずの直接償却は、却ってデフレの足取りを加速。国債の暴落は銀行の手持ち資産の価値を半減させ、さらなる投売りを誘う。
▼失業率は7%を超え、日経平均株価は五千円の大台割れを目前にしていた。ハローワークの行列が道に延々と連なり、テーマパークの跡地はホームレスが占拠。犯罪発生件数が激増し、「安全、安心」神話は過去の物語となった。
▼小泉内閣が崩壊した日、48歳のサラリーマン・赤司光二の家庭も崩壊。フリーターの息子は家を後にし、高校生の娘はマレーシアの工場に就職。愛妻・久美子も赤司の元を去る……》
▼真っ暗闇の最悪のシナリオを描き、そうならないためにはどうすればよいかをみんなで考える=「建設的悲観論」を標榜する著者が、ベクトルとグランドデザインなき「構造改革」に警鐘を鳴らす。衝撃の近未来シミュレーション小説。
●緊縮予算成立、景気悪し
●荒れた同窓会
●橋本派、遂に叛乱
●会社清算
●支持率は限りなく失業率に近づく
●一家離散
●明快な首相が口ごもるテーマ
●ベクトルなき「構造改革」の不幸
●長野県のPPKに学べ
●憲法改正論議より緊急のテーマがある
●第二の「赤司光二」にならないために
内容説明
グランドデザインなき「構造改革」があなたにもたらしかねない最悪のシナリオ。近未来シミュレーション小説。
著者等紹介
水木楊[ミズキヨウ]
1937年中国上海市生まれ。本名・市岡揚一郎。自由学園最高学部卒業後、日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長、外報部長、取締役論説主幹などを経て、97年3月退社。以後、作家活動に専念
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