出版社内容情報
身近なITの斬新な活用法・技術を描き出す。
iモードなどの「身近な暮らしのIT」が知らないうちに我々の生活を変えている! 斬新な活用法や技術を詳報、一歩先の考え方に迫る。
最近とみに人気のなくなったIT。しかし、ITは着実に身近な暮らしを変えている。そしてITは、人の感覚や感情までを情報として伝えられる段階に入った。
▼例えば、iモードを使って様々な実験が行われている。リアルタイムで理解度を把握しながら進められる講義、原宿という地域に特化した情報を効果的に発信することでコアな女の子のファンをひきつける試み、同じ題で全国同時に行う俳句会。これらは新たな楽しい便利な世界をわれわれに開くものである。そして、さらにウェアラブル・コンピューティングは進展している。常に古女房的な気の利いた情報機能を身近に置いておける未来は、もうすぐそこなのである。
▼意識変革の先にあるもの、それこそ同時に色々なことをこなしていくマルチタスクの社会であり、あらゆることが起こりうるマルチシナリオの社会である。複雑系の思考法が必要となってくるのである。いち早くその方向を詳報する画期的な書である。
[1]新しいITの胎動
[2]Feelの伝達が何を起こすのか
[3]感性のコミュニティ作り
[4]さらなる進化の先に見えてくるもの
[5]新しい時代に求められる発想
内容説明
何でも起こりうる「マルチシナリオ」時代に「次に何が来るか」の考え方は、もう古い!人の感情や感覚まで伝達しはじめたITがもたらすものは何か。現実に動きつつある事例を紹介し、変わりゆく社会を活写する。
目次
1 新しいITの胎動
2 Feelの伝達が何を起こすのか
3 感性のコミュニティ作り
4 さらなる進化の先に見えてくるもの
5 新しい時代に求められる発想
エピローグ パラダイムシフトに備えるフィーリングを持つ
著者等紹介
石井威望[イシイタケモチ]
1930年大阪府生まれ。54年東京大学医学部、57年同大学工学部機械工学科卒業。通産省重工業局に勤務後、東京大学大学院に進学し博士課程修了。東京大学工学部教授等を経て、現在、同大学名誉教授、慶応義塾大学客員教授。2001年より東京海上研究所理事長。また、IT戦略本部・情報セキュリティ専門調査会会長をはじめ、さまざまな審議会の会長を務める
坂爪一郎[サカズメイチロウ]
1963年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社で編集者として経験を積んだ後、独立。フリーのジャーナリストとなる。ビジネス、IT関係を中心に精力的に取材・執筆活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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