読んだ気になる日本の古典―名文・名場面で楽しむ

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569618210
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0091

出版社内容情報

日本古典のエッセンスがぎっしりつまった本。

日本の古典の代表的な一節と、その作品の概要、描かれた背景などをコンパクトに解説。日本古典のエッセンスがぎゅっとつまった一冊。

「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり……」「行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず……」学生時代にならい覚えた一節が、いまでも口をついて出てくる人も多いだろう。日本語は美しい。そしてその日本語で書かれた古典文学は本当に面白いのである。しかし、学生時代は、受験や試験のための勉強だったため、作品の本当の面白さ、言葉の調べの美しさを味わっていた人はごくわずかではなかろうか。今、改めて古典に触れてみると、韻律の素晴らしさもさることながら、奇想天外なストーリーあり、赤裸々な告白あり、あるいは人間性を深く掘り下げた物ありの、現代でも充分に楽しめる内容ばかりである。本書は、日本の古典の代表的な一節と、その作品の概要、描かれた背景などをコンパクトに解説したものである。古典文学の世界にそれほど馴染みのない読者にとって、古典を楽しみ、日本語を味わう糸口を与えてくれる格好の一冊である。

[上代の文学―文学の誕生から平安京に都が移る頃まで]
●古事記 
●日本書紀 
●万葉集 
[中世の文学―平安遷都から鎌倉幕府成立の頃まで]
●竹取物語 
●伊勢物語・平中物語 
●古今和歌集 ほか 
[中世の文学―鎌倉幕府から江戸に幕府が開かれる頃まで]
●方丈記 
●新古今和歌集 
●建礼門院右京大夫集 ほか 
[近世の文学―江戸に幕府が開かれてから崩壊の頃まで]
●奥の細道 
●世間胸算用 
●雨月物語 ほか

内容説明

ゆく河の流れは絶えずして…かつて覚えたあの言葉、あの名場面をもう一度。日本古典のハイライトを一挙にまとめて紹介します。

目次

上代の文学―文学の誕生から平安京に都が移る頃まで(古事記―神々の時代から天皇までの系譜を語る王権の物語;日本書紀―国家意識から生まれた日本最初の勅撰歴史書 ほか)
中古の文学―平安遷都から鎌倉幕府成立の頃まで(竹取物語―夢とロマンにあふれた、日本最古のスペースファンタジー;伊勢物語・平中物語―平安時代を代表する二人のプレイボーイの一代記 ほか)
中世の文学―鎌倉幕府から江戸に幕府が開かれる頃まで(方丈記―波瀾万丈の運命を辿った隠遁者鴨長明の書いた随筆;新古今和歌集―鎌倉幕府に対抗するために作られた、言葉の織りなす究極の美意識 ほか)
近世の文学―江戸に幕府が開かれてから崩壊のころまで(奥の細道―江戸から東北北陸地方をぐるりと回った芭蕉の俳諧紀行文;世間胸算用―大晦日に繰り広げられる借金取りと庶民の大バトル ほか)

著者等紹介

千明守[チギラマモル]
1959年群馬県生まれ。国学院大学文学部日本文学科卒業。国学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専攻は日本中世文学。現在、国学院大学栃木短期大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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海都理

1
ざっとどんな感じか知っとく、くらいには便利かな。たとえ話にナイトメア・ビフォア・クリスマス出すのにはスッテンコロリンしちゃったけど。2014/09/29

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