出版社内容情報
離婚家庭で育った子供たちを追った画期的研究。
暴力男を好きになる、恋愛不全、親のようにはならない。離婚家庭で育った子供たちはその後どう生きていくのか。話題の全米ベストセラー。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の苦しみは、成人してからやってきた! 父の度重なる暴力、母の家出……。恋人すら愛することができなくなったアダルトチルドレンたちが行き着いた先とは……全米が泣いたベストセラー待望の邦訳!
▼本書は、幼くして両親が離婚した子どもたちを25年間追いかけて、彼ら彼女らがいかにそのトラウマを乗り越えていったかを明らかにする画期的書。
▼本書で驚くのは、岡田美里が結婚してからPTSDの症状が顕著になったと言っていたように、本書に登場する多くの主人公たちは成人して誰かを好きになり、結婚するようになって初めて、以前の苦しみを想起し自由に生きられなくなるという点である。
▼子どもをもつ両親、これから結婚する人たち、そして何よりも離婚家庭で育ったあなたに読んでもらいたい本である。
▼私は親のようになりたくないという言葉が胸に痛い。そして挫けずに自分の人生を掴み取ろうとする姿に心打たれる一冊。
●.第1章 平行した世界――カレンとケリー
●第2章 暴力の置き土産――ラリーとキャロル
●第3章 親のいない子供――ポーラ
●第4章 障害をもつ子供――ビリー
●第5章 最高のケース――リサ
内容説明
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の苦しみは、成人してからやってきた。父の度重なる暴力、母の家出…。恋人すら愛することができなくなったアダルトチルドレン達が行き着いた先とは…。全米が泣いたベストセラー。
目次
第1章 平行した世界―カレンとゲリー
第2章 暴力の置き土産―ラリーとキャロル
第3章 親のいない子供―ポーラ
第4章 障害をもつ子供―ビリー
第5章 最高のケース―リサ
著者等紹介
ウォラースタイン,ジュディス[ウォラースタイン,ジュディス][Wallerstein,Judith S.]
離婚が子供に与える影響に関する研究の第一人者として、広くその名を知られている。「転換期にある家族のためのジュディス・ウォラースタイン・センター」創設者であり、カリフォルニア大学バークレー校社会福祉学部では、名誉講師を務める
ルイス,ジュリア[ルイス,ジュリア][Lewis,Julia M.]
サンフランシスコ州立大学の心理学教授。同校では、心理クリニック責任者、臨床心理学プログラムのコーディネーターを務める。離婚家庭の子供に対する25年間の調査の共同主席研究者
ブレイクスリー,サンドラ[ブレイクスリー,サンドラ][Blakeslee,Sandra]
「ニューヨークタイムズ」紙の科学通信員として受賞経験をもつ
卓依子[ハヤノヨリコ]
1970年鎌倉生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒。出版社勤務を経て、青木日出夫氏に翻訳を師事。現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。