出版社内容情報
弱小言語が世界の国際語になるまでの物語。
ゲルマン人の一地方語から世界の国際語へ成り上がった英語――その起源からの物語を各時期の特徴とともに解説する。
今や世界の国際語。その英語も元々はゲルマンの一方言に過ぎなかった。
▼ブリテン島に進出した後も、方言が多く統一感に欠け、スペリングと発音はバラバラで、言語としての完成からはほど遠い状態。しかも歴史的には、ヴァイキングの襲撃、フランス語の公的使用など、常に外国語の脅威にさらされてきた。このように言語としても未完成で、英国内における地位も不安定な英語が、いかに成り上がっていったのか。
▼古英語・中英語・近代英語とは何か。時代を経るにつれ、いかに簡略化し文法が確立されていったか。地名や人名の歴史、その言葉のできた時代背景まで理解できる語源の魅力とは? 印刷技術の発達と標準英語の普及との関わり……。
▼最後に、国語教育のための英語教育のすすめ、文法とボキャブラリーの重要性を強調するなど、これからの語学教育のあり方にも一石を投じる。
▼1500年に及ぶその波乱万丈の歴史を英国史と絡めて解説。英語通・歴史通になる一冊。
●序章 国際語としての英語
●第1章 英語はどのように生まれたか
●第2章 中英語の時代
●第3章 近代英語から国際英語へ
●第4章 日本語と英語――一老英語学者の国語観
内容説明
今や世界の国際語。その英語も元々はゲルマンの一方言に過ぎなかった。ブリテン島に進出した後も、方言が多く統一感に欠け、スペリングと発音はバラバラで、言語としての完成からはほど遠い状態。しかも歴史的には、ヴァイキングの襲撃、フランス語の公的使用など、常に外国語の脅威にさらされてきた。このように言語としても未完成で、英国内における地位も不安定な英語が、いかに成り上がっていったのか。本書では、その波乱万丈の千五百年の歴史を英国史と絡めて解説。英語通・歴史通になる一冊。
目次
序章 国際語としての英語
第1章 英語はどのように生まれたか
第2章 中英語の時代
第3章 近代英語から国際英語へ
第4章 日本語と英語―一老英語学者の国語観
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとるかたわら、アメリカ各地で講義。上智大学教授を経て、現在、上智大学名誉教授。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.専攻は英語学
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