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「弱者」という呪縛―戦後のタブーを解き放て!

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569616636
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

真の意味で開かれた日本社会への方策を提言。

障害者の「聖化」、常軌を逸した人権教育、「高齢社会=高福祉社会」論……。日本社会に瀰漫する欺瞞とタブーに違和と異見を表明する。

「乙武現象」に見受けられる障害者の聖化、競争を悪と見なす「絶対平等主義」、「お年寄りに優しい政治」という謳い文句、「女性・子ども=弱者」という前提に立った過剰な人権・差別論議、「言葉狩り」「マスコミの自主寄生」に代表されるブラック・ボックス現象……。

▼これらのスローガンや現象に対し、違和感を覚えるという日本人は少なくないだろう。だが、戦後民主主義色に彩られてきた我が国の言語空間においては、これに疑義を呈することはタブーとされてきたし、異見を表明しようものなら、たちまち「差別主義者」のレッテルを貼られしまう。

▼小浜氏は、この「弱者民主主義」とでもいうべき風潮に対し、『「弱者」とはだれか』という著書で違和と異見を表明し、櫻田氏は、自身が重度の障害を負う身である立場から、日本人の「弱者救済幻想」を厳しく批判してきた。その両者が、忌憚のない議論とともに、真の意味で開かれた日本社会への方策を提言する。

●プロローグ 総括――戦後民主主義の功と罪 
●第1章 「絶対平等主義」批判 
●第2章 教育から競争を奪うなかれ 
●第3章 「弱者」聖化への違和感 
●第4章 「高齢者=要介護」という偏見 
●第5章 病いとしてのフェミニズム 
●第6章 ここまで歪んだ人権思想 
●第7章 在日外国人問題とグローバリゼーション 
●エピローグ 民主主義を鍛え直すために

目次

プロローグ 総括―戦後民主主義の功と罪
第1章 「絶対平等主義」批判
第2章 教育から競争を奪うなかれ
第3章 「弱者」聖化への違和感
第4章 「高齢者=要介護」という偏見
第5章 病いとしてのフェミニズム
第6章 ここまで歪んだ人権思想
第7章 在日外国人問題とグローバリゼーション
エピローグ 民主主義を鍛え直すために

著者等紹介

小浜逸郎[コハマイツオ]
1947年横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。家庭論、教育論、思想、哲学など幅広く批評活動を展開

桜田淳[サクラダジュン]
1965年宮城県生まれ。脳性小児麻痺による手足の不自由さを克服し、養護学校卒業後、県立八戸高校、北海道大学を経て東京大学大学院に進み、法学政治学研究科修士課程を修了。その後、愛知和男前衆議院議員の政策担当秘書を務めるかたわら、94年に論壇デビュー。第1回読売論壇新人賞最優秀賞、第1回正論新風賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

26
ざっと斜め読み。2019/06/18

姉勤

20
現代の錦の御旗「弱者」へのカウンター。答えではなく問題提議。格差が悪であり、あることが常態なことを無視して観念を敷衍しようとする。そして生まれるギャップを新たな妬みの種にする。タチが悪いことに救えない貧困者、障害者、外国人は言葉を消して「いない」ものとする。戦前全否定。敗戦した日本は穢れであり、否定して禊をするという現代のデオドラント至上主義が根っこにある。日本人の業たるそこをつけ込まれ、右翼とも左翼とも言えぬ妙なイデオロギーに染まったのは仕方のないかもしれないが、染脳された老人は、次代も染める必要なし。2015/06/18

takao

1
ふむ2024/11/08

あっちゃんのパパ

0
評価=3:産経新聞によく掲載されていた櫻田淳氏のことが気になっていたが、初めて氏の著作を読んだ。自分の事をハト派でもタカ派でもないフクロウ派と言っているそうだが、完全なタカ派である。まさに正論である!!2011/09/04

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