出版社内容情報
京の四季折々の自然と「大人の恋」を詠った、人気俳人による最新句集。俳句と美しい風景写真のコラボレーションが旅情を誘う。
▼著者は、処女句集『B面の夏』以降、恋や都会を題材に作品を発表し、俳句の世界に新風をもたらしてきた。今回の最新句集では、日本人の暮らしの原点ともいえる京都へたびたび足を運び、時には長期にわたって滞在し、そこで感じた自然の息吹、目にした美しい情景、現代的で若々しい恋模様とはまた違った大人の恋心を、しっとりと、しかし静かな熱情をもって詠っている。新境地ともいえる作品集だ。
▼川床、祗園会、大文字、時雨……俳句の季語には、京都で生まれ、今も京都にしか残っていないものが多い。本書を読むと、日本語の美しさを再認識させられると共に、また違った視点で京都を見ることができそうだ。
▼時折、英訳俳句が入っているので、外国人観光客にも手にとりやすい。巻末には十代目・坂東三津五郎氏が文章を寄せている。
●春
●夏
●秋
●冬・新年
●白日傘のお嬢さん 十代目 坂東三津五郎
内容説明
大人の恋を詠った最新句集。
著者等紹介
黛まどか[マユズミマドカ]
俳人。神奈川県生まれ。1994年に「B面の夏」50句で角川俳句賞奨励賞を受賞。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」代表
岡田克敏[オカダカツトシ]
写真家。京都伏見生まれ。一貫して京都の風景風物を撮り続ける。(社)日本広告写真家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
47
図書館本。京都×恋の俳句。遙か昔に恋人と訪れた日のことを思い出しました。お気に入りは「この寺の冬が好きだと聞いたから」。2019/11/09
リコリス
44
「みたらしに 春日浮かべ 君を待つ」に『下鴨アンティーク』の鹿乃ちゃんを思い出した。京都の四季の移ろいを感じるしっとりとした言葉と写真が美しい。「京ことば 使ってみたき 花の雨」はんなりとしたお着物を着て京都を散策したいなぁ。2018/02/16
sayuspi
1
京都を舞台に俳句で綴られる恋模様。若い頃の恋愛模様というよりは大人の恋、といった感じ。静かな熱情をしっとりと感じ取れる句集でした。2017/07/27
双海(ふたみ)
0
絶版重版未定・・・惜しいなぁ。2013/05/16
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