出版社内容情報
ゴルフファンのための遊びと公共性の文化論。
なぜ日本のゴルファーはマナーも技術も未熟か? ゴルフの聖地・セント・アンドルーズの歴史を掘り下げ、本物のゴルフの精神を問い直す。
ゴルフ人口一千万人、コースは実に2400……。これほどのゴルフ大国でありながら、日本のゴルフは本当に開かれたスポーツになっただろうか。
▼本書は、ゴルフが育まれたスコットランドやイングランドの歴史を振り返る中で、ゴルフを愛してきた人々の精神を訪ねた文化論である。
▼まず、ゴルフはスコットランドの羊飼いが始めた遊びという定説を覆す。近年、オランダを発祥の地とする文献が発見されている。さらに中国起源説があることなどに驚かされる。その他にも、「なぜゴルフはマナーに厳しいのか」「セント・アンドルーズはいかにしてゴルフの聖地となったか」「特権階級のクラブはいつ出現したか」など、ゴルフ文化の変遷を訪ね、本来の遊びと公共性の精神に立ち戻る。
▼さらに、これからの時代、子どもや環境を大切にするゴルフのあり方を紹介する。スコアよりも大切な「教養としてのゴルフ」にアプローチ。「書斎のゴルフ」が満喫できる書である。
●序章 なぜ日本のゴルフは未熟なのか――忘れられた歴史と精神
●第1章 ゴルフの起源はどこまでたどれるか――十五世紀のヨーロッパ
●第2章 宗教改革とゴルフ――禁じられた遊び
●第3章 大学と教会に認められたゴルフ――学生のレクリエーション
●第4章 ゴルフクラブの出現とルールの制定――十八世紀のゴルファー
●第5章 セント・アンドルーズはいかにゴルファーの聖地となったか――遊びと公共性
●第6章 ゴルフのイングランド化――社会的上昇の乗物としてのゴルフ
●第7章 世界に広がるゴルフ――大英帝国とともに
●第8章 女性のゴルフ史――レディース・パッティングクラブから
●第9章 日本のゴルフの百年――グリーン上のマネーゲーム
●第10章 子どもたちにゴルフを――二十一世紀のゴルフに向けて
内容説明
ゴルフ人口一千万、コース二千四百―。これほどのゴルフ大国でありながら、日本のゴルフは本当に開かれたスポーツになっただろうか?本書では、ゴルフが育まれたスコットランドの歴史をひもとき、本来の遊びと公共性の精神に立ち戻る。「なぜゴルフはマナーに厳しいか」「セント・アンドルーズはいかにしてゴルフの聖地となったか」「特権階級のクラブはいつ出現したか」など、ゴルフ文化の変遷を訪ねる。さらに子どもや環境を大切にするゴルフについても提唱し、スコアよりも大切な「教養としてのゴルフ」にアプローチ。
目次
なぜ日本のゴルフは未熟なのか―忘れられた歴史と精神
ゴルフの起源はどこまでたどれるか―十五世紀のヨーロッパ
宗教改革とゴルフ―禁じられた遊び
大学と教会に認められたゴルフ―学生のレクリエーション
ゴルフクラブの出現とルールの制定―十八世紀のゴルファー
セント・アンドルーズはいかにゴルファーの聖地となったか―遊びと公共性
ゴルフのイングランド化―社会的上昇の乗物としてのゴルフ
世界に広がるゴルフ―大英帝国とともに
女性のゴルフ史―レディース・パッティングクラブから
日本のゴルフの百年―グリーン上のマネーゲーム
子どもたちにゴルフを―21世紀のゴルフに向けて
著者等紹介
市村操一[イチムラソウイチ]
1939年、水戸市生まれ。教育学博士(心理学)。東京教育大学大学院博士課程、米国イリノイ大学大学院を経て、1986年、筑波大学教授に就任。2001年4月より東京成徳大学臨床心理学科教授。主な専攻は心理統計学、スポーツ心理学、比較スポーツ学。著書に、『負けないゴルフの心理学』(PHP研究所)、『プレッシャーに打ち勝つ法』(読売新聞社)、『トップアスリートのための心理学』(同文書院)、『誰も知らなかった英国流ウォーキングの秘密』(山と渓谷社)など多数。ゴルフ歴33年。ハンディ7になったこともあったが昔の話。目下「書斎のゴルファー」を自認。ゴルフ文化を学ぶ会「ザ・ゴルフフォーラム」を運営中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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