出版社内容情報
先生・父母・友だち・言葉・故郷をテーマに全国から寄せられた多数の平洲賞応募作。この中から特に心温まる感動作を厳選した入選作集。
江戸時代の儒学者として歴史にその名を残す細井平洲。その思想は西郷隆盛や吉田松陰にも影響を与えたと言う。
▼平洲の誕生地である愛知県東海市では、彼を古くより郷土の偉人、市民の誇りとして称えてきている。そこで、平洲没後200年にあたる2000年を記念の年として祝うべく実施されたのが「平洲賞」である。
▼平洲の生き方、考え方にちなんだテーマを選び一般から広く作品を公募するエッセイ・コンクールとして、平洲賞は平成八年から五回にわたり「先生」「父母(ちちはは)」「友だち」「言葉」「故郷(ふるさと)」をテーマに行われ、全国から毎回数千点の作品が寄せられている。
▼慈愛に満ちた先生の教え、友への思いやり、父母への感謝の気持ち、勇気を与えてくれた言葉、そして、心の支えとなる故郷――。本書は、名君・上杉鷹山の師として名高い細井平洲の生き方・考え方を継承すべく東海市が全国から募った心に響く珠玉のエッセイ集である。
●第1章 先生
●第2章 友だち
●第3章 父母
●第4章 言葉
●第5章 故郷
内容説明
慈愛に満ちた先生の教え、友への思いやり、父母への感謝の気持ち、勇気を与えてくれた言葉、そして、心の支えとなる故郷―。名君・上杉鷹山の師として名高い細井平洲の生き方・考え方を継承すべく愛知県東海市が全国から募った心に響く珠玉のエッセイ集。
目次
第1章 先生
第2章 友だち
第3章 父母
第4章 言葉
第5章 故郷
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
小説家。本名、太田久行。昭和2年東京生まれ。東京都立大事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。昭和54年美濃部都知事の引退とともに都庁を去り、作家生活に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。「暗い川が手を叩く」で第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。平成11年に勲三等瑞宝章を受章。著書に『小説上杉鷹山(上・下)』(学陽書房)、『決断――蒙古来襲と北条時宗』(日本放送出版協会)、『上杉鷹山の経営学』『上杉鷹山と細井平洲』(以上、PHP研究所)など多数ある
上之郷利昭[カミノゴウトシアキ]
ノンフィクション作家・評論家。昭和11年三重県生まれ。約20年間、英国ロイター通信および東京新聞記者として活躍後、昭和52年、独立してノンフィクション作家、評論家となる。国内外の著名経営者や一流企業の取材を続け、評論やルポを発表するかたわら、“私の出会った名経営者たち”“21世紀に勝ち残る企業の条件”などのテーマで、全国で講演活動を行なう。著書に『羽田空港物語』(講談社)、『コメと日本人と伊勢神宮』『ありがとう〈監修〉』(以上、PHP研究所)など多数ある
久野弘[クノヒロシ]
東海市長。大正14年愛知県生まれ。昭和32年に清涼飲料製造会社のエルビー入社。昭和46年に社長就任、のちに会長就任。昭和60年5月に東海市長に初当選、現在4期目を務める。この間、愛知県市長会長、東海市長会副会長、全国市長会理事などを歴任する
江口克彦[エグチカツヒコ]
PHP研究所代表取締役副社長。昭和15年愛知県生まれ。慶応義塾大学卒業後、松下電器産業株式会社に入社。昭和42年、PHP研究所に出向。昭和51年より経営を任され、平成6年に現職に就任。松下幸之助晩年の22年間、つねにその側で仕事をし、日々の交流のなかで薫陶をうける。著書に『部下を育てる12の視点』(経済界)、『上司の哲学』『部下の哲学』『成功の法則』『人間大事の哲学』『人生と経営 この素晴らしきもの』『経営の大原則〈監修〉』(以上、PHP研究所)など多数ある
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