出版社内容情報
今や企業経営に不可欠な会計システムのグローバル化。時価主義、連結決算、キャッシュフローなど国際会計基準のポイントを平易に解説する。
「国際会計基準」とは、世界標準の会計基準として正式に承認された、グローバル・スタンダードの会計基準である。その大きな特色が、連結決算、時価会計、キャッシュフロー経営であるが、日本でもそこに調和化させるべく、2000年3月より会計ビッグバンとして諸制度の改革が始まった。
▼会計制度は「ビジネスのルール」である。会計基準の変更は、企業経営のあり方のみならず、年金・退職金、雇用、金融機関の統廃合まで広く影響を及ぼす。特に今年の3月期決算より導入される有価証券の時価評価への対策として、各企業が保有株式を売却していることが、最近の株価低迷の一因となっているとも言われている。
▼いまや国際会計は、経理社員や会計士・税理士だけでなく、一般のビジネスマンにとっても英語・パソコンと並ぶ必須知識であると、著者。簿記会計の基礎知識がない初心者にも理解できるよう、平易にかつ多角的に解説した画期的な入門書である。
●第1章 企業の発展を支える会計システム
●第2章 国際会計基準とはなにか
●第3章 国際会計基準によって企業経営が変わる
●第4章 自己責任の時代に不可欠な会計の知識
●第5章 国際会計基準を活かしたグローバル企業戦略
内容説明
国際会計基準(International Accounting Standards IAS)は、世界標準の会計基準、すなわち「グローバル・ビジネスのルール」である。連結会計・時価会計・キャッシュフロー会計がその大きな特徴であり、日本でもそれに調和すべく会計制度の改革が行われた。その影響は、企業経営のあり方のみならず、年金・退職金・雇用、金融機関の統廃合などまで広く及んでいる。本書は、いまやビジネスマンの必須知識であるIASを、簿記会計の知識がない初心者にも分かるように解説した、画期的な入門書である。
目次
第1章 企業の発展を支える会計システム―ベンチャーから国際会計へ
第2章 国際会計基準とはなにか
第3章 国際会計基準によって企業経営が変わる
第4章 自己責任の時代に不可欠な会計の知識
第5章 国際会計基準を活かしたグローバル企業戦略
参考資料(貸借対照表の重要ポイント;更なる勉学のために;会計士の資格試験について)
著者等紹介
山本昌弘[ヤマモトマサヒロ]
1960年、奈良県生まれ。1984年、同志社大学商学部卒業。1989年、京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。この間ロンドン大学に留学。その後英国暁星国際大学国際学部助教授、ロンドンビジネススクール財務・会計研究所専任研究員、東北大学経済学部助教授などを経て、現在は明治大学商学部教授。専攻は、国際会計論、国際経営財務論。主な著書に『国際戦略会計』『戦略的投資決定の経営学』(以上、文真堂)、『良い会社悪い会社』(東洋経済新報社、共著)、『Strategic Decisions』(Kluwer Academic Publishers、共著)などがある
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