出版社内容情報
今注目のマネジメント&コミュニケーション・スキル「コーチング」の基本知識から実践法まで、実際のビジネスシーンを交えて解説する。
最近、「部下を動かすためには、上司は鬼にならなければならない」という説が出まわり、一定の支持を得ているようだ。しかし、本当にそうなのだろうか。短期的に業績がアップすることはあるかもしれない。けれども、上司と部下の信頼関係が損なわれ、部下の能力が向上しないなか、高い業績を維持できるはずはない。本書はこうした説の対極にあるコーチングのなかでも、特にビジネス・コーチングについて、アメリカ流そのものではなく、日本企業の実情や日本人の心理に合わせて解説。また、より具体的に学べるように、「指示待ち族の新人のケース」「やる気のない中堅社員のケース」「頑固なベテランのケース」「大きな失敗をしてしまった若手のケース」など5つの実践シナリオを詳説している。一人ひとりの人間的成長を優先し、一方通行指導ではなく、双方向コミュニケーションを実現する最新マネジメントが身につく一冊。
●第1章 コーチングとは何か?
●第2章 コーチングの種類と関連手法との違い
●第3章 コーチングの基本「GROWモデル」
●第4章 実践! コーチング
●第5章 基本スキルを身につける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つかちん
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あまりビジネス系の本は読まないのですが、研修で紹介されていたので読みました。コーチングと言えば、学問とか手法の一つとして考えがちですが、僕がこの本を読んで感じたのは仕事でも一貫して『言い方』や『聞き方』等対人対応に尽きるということ。15年前の本ですが、言いたいことは人がどう感じるかを感じ、良い部分を引き出すということは今も昔も変わらないということです。2016/05/05
frenchbow
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向後6か月のコーチングトライアルの前にマインドセットとスキルの復習のため、おそらく10年ぶりくらいに再読。三井業際研で本間先生の研修に参加したことがあるが、中国の故事や漢字の語源に照らしたコーチングの各パーツの意味付けが面白かった。そのエッセンスが初めての読者にもわかりやすく、平易な言葉でつづられている。GROWモデル、コーチングのかきくけこ、まみむめもは覚えておきたい。2014/06/22
aqua_33
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部下がいるわけではないんだけど、後学のために。しかし私の上司はコーチングできてないなあとしみじみ感じた。この本の言葉を借りれば「上司の怠慢」なところが多々です。2012/03/06
yk
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整理のため再読。2010/12/06
ひし
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コーチングの基礎的な事を教えてくれます。後ろ向きな管理よりは楽しそうに感じました
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